モトローラの新フォルダブルスマホ「motorola razr 50」とソフトバンク向け「motorola razr 50s」をフォト&ムービーレポート!

既報通り、モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)が新商品として5Gやおサイフケータイ(FeliCa)に対応した縦折りなフォルダブルスマートフォン(スマホ)「motorola razr 50(型番:XT2453-7)」および「motorola razr 50s(型番:XT2453-9)」(ともにMotorola Mobility製)を2024年9月27日(金)より順次発売すると発表しました。

motorola razr 50はいわゆる「SIMフリーモデル」となるオープン市場向け(以下、メーカー版)、motorola razr 50sはソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」向け(以下、SoftBank版)で、違いとしては内蔵メモリー(RAM)および内蔵ストレージがmotorola razr 50では12GB RAM+512GBストレージ、motorola razr 50sでは8GB RAM+256GBストレージとなっており、ともに本体色としてコアラグレイおよびサンドクリーム、スプリッツオレンジの3色が販売されています。

メーカー版の販路は公式Webショップ「MOTO STORE」( https://store.motorola.co.jp/ )のほか、量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)などで、価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格およびMOTO STOREでは135,800円となっています。またMVNOでは携帯電話サービス「IIJmio」を提供しているインターネットイニシアティブ(以下、IIJ)が通常価格135,800円で販売しており、さらに2024年10月31日(木)までの期間限定でギガプランの音声SIM・音声eSIMを他社から乗り換え(MNP)で契約した場合に特別過価格89,800円となります。

なお、motorola rarz 50では安心して購入・利用してもらうために購入特典として「ディスプレイ破損1回無料サポート」(申込不要)が実施され、購入後に落下などによって発生したディスプレイ破損を保証期間内に1回無料で修理するとのこと。対象はモトローラの日本国内正規販売店にて購入(中古品・転売品などを除く)したすべての製品が対象で、ディスプレイを破損した場合にはサポートWebページ( https://jp-jp.support.motorola.com/app/mcp/contactus )から申し込むようになっています。

一方、SoftBank版の販路はソフトバンクショップや量販店などのSoftBank取扱店および公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」などで、価格は115,200円(分割では1〜12回:3円/月、13〜48回:3,199円/月)となっており、販売施策「新トクするサポート(プレミアム)」の早トクオプションを利用して24回目の支払いの後に返却すると残りの割賦金の支払いが免除されて実質負担額が19,836回(早トクオプション利用料含む)となります。

またSoftBank版ではモトローラが「motorola razr 50s PayPayガチャキャンペーン」( https://moto-bu.motorola.co.jp/razr50s-campaign/ )を2024年10月31日まで実施し、購入前にキャンペーンWebページでガチャを回し、購入後に専用Webページから応募した場合に20,000円相当・10,000円相当・5,000円相当・3,000円相当のいずれかのPayPayポイントをプレゼントするほか、WチャンスとしてSamsung Electronicsの「Galaxy」製品から乗り換えの場合なら抽選で200人に10,000円相当のPayPayポイントがプレゼントされるということです。

さらに9月17日からソフトバンクショップに設置しているQRコードや公式Webサイトからアクセスして顔写真をアップロードすると、自分自身のAIアバターを生成できる「AIBOU MAKER」を体験でき、生成したAIアバターを2024年10月16日(水)までに指定ハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、抽選でそのAIアバターがモトローラのプロモーション映像に出演することができる「motorola razr 50 AIBOUアバター CM出演キャンペーン」( https://moto-bu.motorola.co.jp/campaign/razr50/campaign/ )をモトローラが実施しています。

今回はモトローラが発売に先立って2024年9月17日(火)に都内にて開催した「新製品記者説明会/新製品・新ブランドアンバサダー発表会」において実際にmotorola razr 50およびmotorola razr 50sの展示機をタッチ&トライしてきましたので主に外観や基本機能を中心に写真や動画で紹介したいと思います。なお、motorola razr 50およびmotorola razr 50sのアンバサダーにはアイドルグループ「Snow Man」の目黒 蓮さんが就任しており、motorola razr 50 AIBOUアバター CM出演キャンペーンで生成したAIアバターが2024年12月下旬よりテレビCMで共演する予定となっています。


motorola razr 50を開いた状態の正面。メインディスプレイはハードコートされたポリエチレンテレフタレートで覆われているのみなので、傷などに気をつけたい。カラーバリエーションは左からコアラグレイおよびスプリッツオレンジ、サンドクリーム

motorola rarz 50およびmotorola rarz 50sはMotorolaが展開するフォルダブルスマホであるmotorola razrブランドの最新機種「motorola rarz 50」シリーズのベースモデルで、昨年発売された前機種「motorola rarz 40」および「motorola rarz 40s」の後継機種となり、ソフトバンクではmotorola rarz 40sが2024年上半期の日本市場におけるフォルダブルスマホではシェアNo.1になったとしています。なお、フォルダブルスマホには主に閉じた状態では普通のスマホサイズで開くとタブレットサイズになるような“横開き型”と開くと普通のスマホサイズで閉じるとコンパクトで持ちやすくなるという“縦開き型”がありますが、両機種ともにそれぞれ縦開き型となっています。

新たにmotorola rarz 40およびmotorola rarz 40sよりも折り畳んだ時にも使える外側にあるカバーディスプレイが大型化し、motorola razr 50およびmotorola razr 50sでは最大90Hzリフレッシュレートに対応した約3.63インチ1056×1066ドットLTPS pOLED(有機EL)ディスプレイ(約413ppi)となって折り畳んだ状態においてアウトカメラモジュールを除くとほぼ全面に広がりました。これにより、閉じたままでも各種操作が快適に行え、例えば、決済サービス「PayPay」やコミュニケーションサービス「LINE」、動画配信サービス「YouTube」などが閉じたまま使えるほか、GoogleのAIサービス「Gemini」も利用できるようになっています。


メインディスプレイのパンチホール部分にフロントカメラが内蔵され、その横の画面の下に環境光センサー、パンチホールの上の縁(ベゼル)の部分に受話口(通話用スピーカー)や近接センサーが配置

また開いた状態で使える内側にあるメインディスプレイは上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:22の縦長な約6.9インチFHD+(1080×2640ドット)pOLED(有機EL)ディスプレイ(約413ppi)を搭載し、10-bitカラーや最大90Hzリフレッシュレート、最大120Hzタッチサンプリングレート、明るさ最大1700nits、HDR10(Amazonビデオ対応)、100% DCI-P3などに対応しています。またパンチホール部分に約3200万画素CMOS(1画素0.7μm、4in1)+広角レンズ(F2.4)のフロントカメラ(インカメラ)が内蔵され、顔認証に対応しているほか、生体認証としては本体側面に指紋センサーが搭載されています。

また前機種に引き続いてスタイリッシュなデザインとなっており、開いた状態での画面占有率は85.33%に達し、外装はディスプレイ面が強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で覆われ、背面パネルはフェイクレザー素材で、側面フレームは6000シリーズのアルミニウム素材を採用し、防水(IPX8等級)にも対応しています。サイズは開いた状態で約171.30×73.99×7.25mm、閉じた状態で約88.08×73.99×15.85mm、質量は約188g。リアカメラ(アウトカメラ)は以下のデュアル構成となっており、カメラ機能にも独自のAI機能「moto ai」が活用されるようになっています。

・約5000万画素CMOS(1画素0.8μm、4in1)+広角レンズ(F1.7、OIS)
・約1300万画素CMOS(1画素1.12μm)+超広角/マクロレンズ(F2.2、画角120°)


閉じた状態のカバーディスプレイとリアカメラ。カバーディスプレイはAFコーティングされた強化ガラスで覆われています



motorola razr 50を開いた状態の背面。カラーバリエーションは左からコアラグレイおよびスプリッツオレンジ、サンドクリームで、外観はmotorola razr 50sもまったく同じ



コアラグレイの質感(グラスファイバー+シリコンレザー+弾性ポリマー/プレス加工)。Mマークは各色ともにポリエチレンテレフタレート+ポリカーボネート/つや消し加工



スプリッツオレンジの質感(グラスファイバー+シリコンレザー/プレス加工)。razr露語はポリカーボネート/NCVM



サンドクリームの質感(スプリッツオレンジと同じ)。モトローラ(M)マークの部分にワイヤレス充電のコイルがあり、その下にFeliCaやNFC Type A/Bのアンテナがあります

標準カメラアプリの撮影モードは標準モードにあたる「写真」の他に「スローモーション」や「動画」、「ポートレート」、「プロ」、「スキャン」が選択できる。もっとも右側にある「詳細」を選択すると、さらに他の撮影モードを選択することができる。また「スポットカラー」や「ナイトビジョン」、「パノラマ」、「Ultra-Res」(5000万画素撮影モード)、「デュアル撮影」、「フォトブース」「ティルトシフト」「長時間露光」「タイムラプス」が用意されています。

さらにmoto aiを搭載したカメラは動きながらの撮影でも手ブレの心配がなく、フォルダブルスマホならではのフレックスビュースタイルによって本体を折り曲げた状態でも動画や写真の撮影が可能なため、さまざまな撮影シーンに応用でき、特に自由な角度で自立させることができるので三脚などが必要なく撮影したりできるのが大きな特徴となっており、チップセット(SoC)にMediaTek製「Dimensity 7300X」を搭載し、RAMはLPDDR4X規格、ストレージはUFS 2.2規格となっているため、カメラやゲームなども快適に使えるようになっています。


リアカメラは広角カメラと超広角・マクロカメラのデュアル構成



開いた状態で普通のスマホのようにカメラ機能を使っているところ



途中まで折りたたんだフレックスビュースタイルなら好きな角度で自立させることが可能



カバーディスプレイが大型化したのでリアカメラでのセルフィー(自撮り)もしやすく

主な仕様はWi-Fi 6Eに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5、6GHz)の無線LANやBluetooth 5.4、NFC Type A/B、USB Type-C端子(USB 2.0)、ステレオスピーカー、Dolby Atoms、ハイレゾ音源、マイク×3、近接センサー、環境照度センサー、加速度センサー、ホールセンサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、位置情報取得(A-GNSS:GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSSなど)など。microSDカードなどの外部ストレージスロットやワンセグ、フルセグ、赤外線通信、3.5mmイヤホンマイク端子、FMラジオは非対応。


motorola razr 50ではヒンジも独自構造で堅牢性も強化されており、素材としてはサンドブラスト+PVDコーティングされたステンレスとなっています



ヒンジ部には何もない

バッテリー容量は4200mAhで、急速充電「Turbo Power」(最大30W)とQi準拠のワイヤレス充電(最大15W)をサポートしています。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。OSはAndroid 14(Hello UX)がプリインストールされてます。同梱品は保護ケースおよびSIM取り出しピン、ガイド類やLG(法令/安全/規制)などの紙類となっており、ACアダプターやUSBケーブルは付属しないのでご注意ください。

[motorola razr 50]
5G NR: n1, n3, n5, n28, n41, n66, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42, 66
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VIII
2G GSM: -

5G NR: n1, n3, n5, n28, n41, n66, n77, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42, 66
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VIII
2G GSM: -



右側面にはマイクや音量上下キー、電源キー、アンテナラインが配置



左側面にはnanoSIMカードスロット(SIMカードトレイ)やアンテナラインが配置。トレイは付属するSIMピンを刺して引き出すタイプ



上側面にはマイクやベントホール(気圧調整用)、アンテナラインがあります



下側面には送話口(通話用マイク)やベントホール(気圧調整用)、USB Type-C端子、アンテナラインがあります



「設定」と「ストレージ」



「端末情報」と「ジェスチャー」。Android 14ベースなのでRAMブーストにも対応



「ディスプレイ」(メインディスプレイ)と「外部ディスプレイ」(カバーディスプレイ)の設定画面

モトローラ独自のジェスチャー機能「Motoジェスチャー」にも対応しており、クイック起動やクイック撮影、簡易ライト、3本指でのスクリーンショット、持ち上げてロック解除、下向きでマナーモード、持ち上げて消音、スワイプで分割といった動きに連動して各種機能を起動させることも可能です。またカバーディスプレイには設定で天気やカレンダーなどの他に各種アプリをパネルとして設置でき、ホーム画面やロック画面を自分好みに設定可能となっています。














Motorola(モトローラ) motorola razr 50 12/512 スプリッツオレンジ 【正規代理店品】 PB230002JP
Motorola(モトローラ)
2024-09-27



motorola razr 50 スプリッツオレンジ

楽天で購入



記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:S-MAX編集部


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