サブグラウンドでノックを受ける中山(カメラ・岡野 将大)

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 巨人・中山礼都内野手(22)がレギュラー奪取へ守備力向上をテーマに秋を過ごしていく。24日からG球場で再始動。「課題は全部だけど、特に守備の部分でまだまだ不安がある。自信を持って守れるようにこの秋はノックの量を増やしていきたい」と、猛練習に励むことを明かした。

 今季はシーズン終盤に打撃で存在感を発揮し、32試合に出場して打率3割1分8厘をマークした。CS最終Sでは、負傷していた不動の二塁手・吉川の代役として5試合にスタメン出場。第5戦で“プロ1号”となる決勝ソロを放つなど奮闘した。持ち味の打撃を生かして来季のレギュラー争いに加わるためには、守備力アップが必要不可欠。「捕球もだけど、サードからのスローイングが課題。もっと正確性も上げつつ、肩も強くしないといけない」と送球を最優先課題にして取り組む。

 この日は全体練習後に早速、三塁での特守を敢行。送球での足の運びや逆シングルのグラブの使い方を確認しながら汗を流した。「今年は最後に勝ちきることができなかったので、悔しさしかない。来年はそういう思いをしないように」。成長著しい若武者が鍛錬の秋でレベルアップする。(宮内 孝太)