侍ジャパンでも活躍した関西大・金丸夢斗(C)Getty Images

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「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、東京都内のホテルで開催。大学ナンバーワン左腕との呼び声が高い金丸夢斗投手(関西大)は、中日ドラゴンズ、横浜DeNAベイスターズ、阪神タイガース、読売ジャイアンツによる競合抽選となり、井上一樹新監督が当たりくじを引いた中日が交渉権を獲得した。

■ローテ入り期待の即戦力左腕

金丸は3月に「侍ジャパン」のトップチームに選出され、欧州代表戦で登板。最速154キロを誇る左腕は、決め球のスプリットの評価が高く、カーブ、スライダー、チェンジアップを操る制球力も高い即戦力と見られている。関西大では1年秋からリーグ戦に出場し、2年秋と3年秋にはMVPとベストナインを受賞。4年間の通算成績は49登板(25先発)で20勝3敗、防御率0.83。239回2/3を投げて、312奪三振、28失点を記録している。
巨人、メジャーリーグ、DeNAで活躍した高橋尚成氏は、自身のYouTubeチャンネルで金丸について「いいピッチャーだと思います。バランスがいいし、球種も豊富で即戦力になる」と絶賛。「左投手で長くプロでやってる選手は、右打者に対する外の真っすぐのコントロールがいい。それに加えて抜くボールや曲げるボールがしっかりしている。そこも投げられているので、プロでも十分活躍出来る」と、同じ左腕として太鼓判を押した。
大学ナンバーワン左腕の金丸は、複数球団の1位指名が濃厚とされた中で、中日、横浜、阪神、巨人が競合し、中日が交渉権を獲得した。井上監督は「迎えに行きます、待ってます!」と金丸に熱いメッセージを贈り、ローテーション入りへ大きな期待を寄せた。