侍ジャパンでも活躍し、広島から唯一1位指名を公言されている明大・宗山塁(C)Getty Images

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「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、東京都内にて行われる。今年のドラフトで、広島が1位指名を公表しているのが明大の宗山塁内野手。3月には欧州代表と戦う井端ジャパンにも選出された大学No.1ショートの交渉権獲得球団には注目が集まる。

■走攻守すべてが光る逸材

今年のドラフトで、広島から1位を事前公表され目玉のひとりに挙がるのが宗山。3月には侍ジャパンにも大学生ながら抜擢された宗山は、走攻守すべてで高い能力を誇り、大学No.1ショートと評される。
そんな宗山に対しては、1位を公表した広島以外にもソフトバンク、オリックス、日本ハムなどが興味を示しているとされ、プロ入りは確実。明大からは2010年にドラフト5位で指名された荒木郁也(元阪神)以来14年連続で指名されており、同一校からは史上最多。宗山の指名により15年連続に記録を伸ばすことになる。
過去の指名選手からはプロ入り後すぐに結果を残した選手も多く生まれており、今年引退を表明した野村祐輔投手は2011年に広島入りすると、12年に9勝11敗、防御率1.98を記録して新人王を獲得。16年には16勝を挙げ最多勝に輝いた。
さらに、2015年に阪神にドラフト1位指名された高山俊外野手は、1年目からレギュラーを掴み、打率.275、8本塁打、65打点をマークし16年の新人王を獲得。19年に広島1位指名の森下暢仁投手も、ルーキーイヤーから10勝3敗、124奪三振で防御率はリーグ2位の1.91。堂々たる成績で新人王に輝いた。森下は21年に行われた東京五輪の金メダルにも貢献し、その後も活躍している。
錚々たるメンバーが揃う歴代の明大プロ入りメンバーのなかに、指名確実の宗山も名を連ねることになる。はたして今年のドラフト屈指の逸材はどこの球団が交渉権を獲得するのか。