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DCドラマ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」第5話『帰郷』のワンシーンが、バットマン作品史上最もグロテスクな描写として注目を集めている。「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」と比較される本格ギャングドラマであるだけに、ストーリーが進むにつれ、残酷描写がさらに加速しているようだ。

この記事には、 「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」第5話『帰郷』のネタバレが含まれています。

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DCドラマ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」第3話で、ソフィア・ファルコーネ(クリスティ・ミリオッティ)とサル・マローニ(クランシー・ブラウン)双方への裏切りがバレていたオズ(コリン・ファレル)。第5話『帰郷』では、その後の彼の動きが描かれる。

マローニ家から新ドラッグ「ブリス」の材料となるキノコを奪われたオズは、サル・マローニ(クランシー・ブラウン)の息子で後継ぎのタージ(アリア・シャガセミ)を人質として誘拐。サルと妻ナディア(ショーレ・アグダシュルー)に会い、息子とキノコを交換するよう交渉する。2人はしぶしぶ了承し、ナディアは「1人だけ護衛をつける」という条件で、夜明けにオズと落ち合うことに。

オズが待ち合わせ場所に現れるや、ナディアはすぐに息子を返すよう要求。オズが車からタージを引っ張り出すと、彼は口をダクトテープでふさがれ、手足をしばられ、全身びしょ濡れになっていた。その前に、ソフィアがジョニー・ヴィティ(マイケル・ケリー)を水で拷問するシーンがあったため、彼も同じような目に遭っていたのか?と思わせる。

オズは「キノコを見せてくれれば帰る」といい、彼の部下・ブルーノがトラックに積まれたキノコを確認。ナディアはキノコを返すより先に息子を渡せと言い、タージは痛々しい姿で母親の元へ向かう。その行方を視聴者が固唾を飲んで見守るなか、姿を隠していたマローニの部下たちが登場。オズ&ブルーノに向けて一斉射撃を始める。

しかし裏切りを計画していたのは、マローニだけでない。オズはマローニの部下を迎撃した後、火をつけたライターを地面に落とす。すると、タージの身体からボタボタと垂れた液体に引火。彼が全身に浴びたのは灯油だったようだ。タージはあっという間に火だるまとなるが、ナディアは息子を抱きしめたままだ。哀れな親子は無残にも、生きたまま断末魔の雄叫びをあげて焼き尽くされていく。

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この場面で注目すべきは、カメラがオズの表情に焦点を当てていることだ。母と息子が叫び声を上げながら焼け死んでいくのを、静かにぼうっと見守っているオズ。そして次第に、彼の顔には笑みが浮かぶ。その恍惚な表情からは猟奇的なものが感じられ、オズの真の恐ろしさを浮き彫りにしているようだ。

一方、ファルコーネ家を皆殺しにしたソフィアは、母親の旧姓ジガンテを使って新しいファミリーを結成。これに反対したジョニーを殺した後、妻子を失ったサル・マローニを訪ね、共通の敵・オズを殺すため手を組むのだった。

オズとソフィア、それぞれの行動によって戦いの構図が変わった今、残り3話でどのような展開が待ち受けているのか……?「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」はU-NEXTにて配信中。