三井住友海上

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 三井住友海上火災保険は2026年入社の新卒採用から、学生が初任地を選べる「配属地確約コース」を新設する。

 入社後の配属先が会社主導で決まり、どこになるか分からないことを「配属ガチャ」と呼んで不安視する学生が増えているため、初任地の決定を巡る不透明さを減らし、早期離職を防ぐ狙いがある。

 初任地を限定しない「オープン」と、自身で選べる「配属地確約」の2コースに分けて採用する。志望者は配属地の希望を三つまで選び、エントリーできる。都道府県別の内定予想倍率を採用ページで示し、参考にしてもらう。

 就職活動を手厚く支援するため、各都道府県に「採用推進担当者」を配置し、学生の支店訪問などをサポートする。

 三井住友海上は全国に支店など約500の拠点を抱え、初任地では平均4年前後を過ごす。学生数の減少で人材獲得競争が激しくなる中、初任地への不満をきっかけとした離職を防ぎ、人材の確保と定着を図る。