今回の衆議院選挙では、いわゆる「政治とカネ」の問題がクローズアップされています。一部の自民党議員がパーティー券収入を収支報告書に記載しなかったことに端を発しますが、各候補者は再発防止策も含めどのように考えるのでしょうか。

石川2区の候補者に聞きました。

立憲民主党の新人・小山田経子候補(46)「この石川県の多くの国会議員も裏金を作っていた。責任説明をするといいながら今なお説明責任はされていない。結局それを秘書のせいにしているが、実際に秘書のせいで自分たちが知らなかったとしても、一企業でトップが知らなかったということで責任逃れは許されるわけがない。リクルート事件以降すぐにこうして裏金が作られていたことを考えるとこれを許すべきではないと思う」

共産党の新人・坂本浩候補(60)「文字通り一大政治犯罪ですよね、率直に言って。国民の皆様に対する説明という姿勢が見えてこない。国民は1人あたり250円の税金を被災者の皆さんを含めて政党助成金として出している。しっかりと身を律してもらうことが自民党の皆さんに求められるし、そういう腐敗政治でいいのかというのは選挙を通じて問いていきたいと思う」

自民党の前職・佐々木紀候補(50)「私も安倍派に所属していたので、結果的に多くの政治不信を生んでしまったということに関しては深い反省の上に立って国民の皆さんにお詫びを申し上げなければいけないと思っている。しかしこれはあくまでも不記載ということであって、世間でいう裏金とか脱税とかという指摘は当たらないと思っているので、そこは誤解なきようにしっかりとした説明をしていかないといけない」