タッグリーグへ向け酒を酌み交わし結束を固めた舞華とHANAKO

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 女子プロレス「スターダム」のタッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」(26日、新宿で開幕)で初タッグを組む舞華&HANAKO(24)が、決起集会を開いた。昨年メーガン・ベーンとのコンビでタッグリーグを初制覇した舞華は、史上初の2連覇に照準を定め後輩と酒席を設けた模様。しこたま酒を飲み、酔ったところで記者を居酒屋に呼び出し、タッグリーグ制覇へ景気よく胸中を語った。

 HANAKOと5杯目のビールで乾杯した舞華は「ひめか、メーガンと成し遂げられなかったことをHANAKOと実現したい。だからタッグリーグも全勝優勝してHANAKOとゴッデスのベルトを巻く。それしか考えてない」と熱弁を振るった。

 昨年度はタッグリーグを優勝したものの、空位だったゴッデス王座の新王者決定戦では敗れて、タッグ王座取りに失敗。今夏のシングルリーグ戦「5★STAR GP」では史上初の全勝優勝を果たした舞華は、夏秋のリーグ戦連覇という快挙を狙っている。

 HANAKOは学生プロレスを経験し、181センチの長身を生かしたファイトで頭角を現す。昨年3月のデビュー戦では舞華&ひめかと対戦。同年5月に引退したひめかからは必殺技のJPコースターを受け継いだ。今年8月には1か月の米国武者修行を行い、同じ京都出身の米WWEスーパースター、中邑真輔から「白鷺(しらさぎ)」(スタンディング式三角絞め)を伝授された。

「米国では中邑さんやイヨ(スカイ)さん、カイリ(セイン)さんと練習をさせていただく機会があって、体の重心の大切さなど基礎からたくさん教えていただき、スターのすごさを目の当たりにしました」と振り返る。その上で「中邑さんが3分くらいでパッと考えてくださった技なんです。中邑さんが叫ぶ『イヤァオ!』っていうのは、シラサギの鳴き声から取ったそうで、そこから技名を付けていただきました。この大事な技をさらに磨いて、このリーグ戦で成長する。絶対に舞華さんと優勝します!」と意気込んだ。

 今年1月から同じ「イーネクサスヴィー(EXV)」で活動をともにしてきた舞華は、「HANAKOってひめかとメーガンの意思を唯一、受け継げる選手になると思ってる。しかも意外と大胆でさ、米国で舌にピアス、開けてきたんだよ? びっくりした。そんなHANAKOとリーグ戦の台風の目になる」と期待を寄せた。

 2ブロック制で行われるリーグ戦は、各ブロック上位3チームが決勝トーナメントに進出する。レッドゴッデスにエントリーしたが、舞華はこのトーナメントに不満がある様子。「トーナメントに進むと、1位がシードで2位と3位は同じブロックのタッグと戦うとかおかしいよね。公式戦で1回戦ってるんだから意味ないじゃん。社長、疲れてるのかな?」と首をかしげつつ、優勝決定戦(12月8日、浜松)の相手にゴッデス王者の渡辺桃&テクラを指名した。

「面倒だからうちらが全勝して1位通過して、決勝戦は王者組に上がってきてもらって、そのままベルト王座戦にしよう。それが一番早い」と景気よく提案。ビールを飲み干すと「じゃあ、2軒目行くぞ!」と繁華街へ消えた。