「大谷選手は寒さを感じないぐらい喜んでいたのでは」 MLB取材キャスター・鈴木優さんが語る“シャンパン秘話”

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今週末、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズが開幕します。

MLBの公式SNSを見ると、21日・22日と写真が投稿されていて、特に22日は、大谷翔平選手とジャッジ選手が相対して格好いいです。

そして、もう1つメディアで報じられたのは、ドジャースがワールドシリーズ進出を決めた時の写真があります。

スイートルームで戦況を見つめていた時の真美子さんとデコピンの写真。
関係者と乾杯して真美子さんは笑顔で喜んでいたということですが、よく見るとデコピンが着ているユニホームが「大谷」ではなくて「デコピン」と書いてあるのではと。

―― 試合後のグラウンドでは、選手と家族が写真を撮る様子がありましたが、大谷選手の様子はどうでしたか?

MLB取材キャスター・鈴木優さん:
大谷選手はシャンパンファイト終わりに会見をしたんですが、その後そのままスイートルームに上がったんじゃないかなと思われます。ほかの選手は冷房がガンガンの中、シャンパンファイトしているので、寒いということで着替えている選手も多かったんですけれども、大谷選手は着替えることなく、会見や家族のもとに駆けつけていたと思うので、寒さを感じないくらい喜んでいたのではないかと思います。

―― 山本由伸投手とも話せたと聞いたのですが、どんな話をしたのですか?

MLB取材キャスター・鈴木優さん:
最初話した時に、「優さん(シャンパン)かけていいんですか?」って聞かれて、きょうは着替えを持ってないのですみませんと言って。きょうはやめておきますと言って。でも「次回持ってきてくださいね」と言われたので、分かった。じゃあ持ってくるよ。「その時はぶっかけますよ」と言ってくれました。

そして、26日土曜日から始まる“ワールドシリーズが面白くなる”ポイントを見ていきます。

キーワードは“犬猿の仲”。
両チームの関係を知ると、ワールドシリーズがさらに面白くなること間違いなしです。

ヤンキースとドジャースは「東西の雄」。
ヤンキースは、ワールドシリーズ出場最多40回、次いでドジャースは21回と名門同士なんです。

優勝回数も、ヤンキースが27回、ドジャースが7回ということで、メジャーきっての強豪2チームですが、犬猿の仲のエピソード1つ目が、実はドジャースはもともと本拠地が同じニューヨークにあったということなんです。

ロサンゼルスではなく、ニューヨークのブルックリンにドジャースの本拠地があり、ライバル関係だったのです。

MLBアナリストの古内義明さんによると、ドジャースがニューヨークの行政に対して、「新しいフィールドを作ってほしい」と懇願しましたが、行政がそれを断ってしまい、「では、われわれは西の方に行く」という決断をしたのが1958年のこと。

そのため、今のシルバー世代にとっては、ドジャースは“ニューヨークを捨てた球団”、「裏切った」という思いが強いファンが一定数いるのだと言います。