映画『大きな玉ねぎの下で』(2025年2月7日公開)主題歌を担当するasmiがラジオパーソナリティー役で出演(C)2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会

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 1989年10月21日に発売されたロックバンド・爆風スランプのシングル曲「大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い」。この不朽の名曲をモチーフにした映画『大きな玉ねぎの下で』が来年(2025年)2月7日に公開される。この映画の主題歌として、“SNSで最も使われる歌声“の呼び声高いasmiが、「大きな玉ねぎの下で」をカバーすることが、メモリアルな日に発表された。

【動画】asmiが歌う「大きな玉ねぎの下で」付本編映像

 あわせて主題歌付本編映像が解禁。さらに、主人公の丈流(神尾楓珠)と美優(桜田ひより)をつなぐキーパーソンとなる人気アーティスト・A-ri役でasmiが映画初出演することも明らかになった。

 爆風スランプによる楽曲「大きな玉ねぎの下で」は、文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様が紡がれたバラードソング。1985年発売のアルバムに初収録され、89年10月21日にシングルとして発売されて大ヒット。時代を越えて多くの人の心を震わせてきた。

 今回、カバーすることになったasmiは、大阪出身の23歳シンガーソングライター。2021年にMAISONdes「ヨワネハキfeat.和ぬか,asmi」で大バズりし、「TikTok流行語大賞ミュージック部門賞」を受賞。さらに翌年「PAKU」では、「TikTok2022上半期トレンド チャレンジ部門賞」も受賞し、女の子が抱く恋愛の悩みや日常の想いを切り取って歌うポップアイコンとして人気を博している。

 カバー曲のリリースは初となるasmiは、「歴史ある大切な楽曲のカバーということで、大きな喜びと使命を感じています。どれだけ会いたくても、すぐには会えない2人のもどかしさや切なさを存分に表現できるよう心を込めて歌いました。手紙で心を通わせる関係のいとおしさが伝わればいいなと思います」とコメントを寄せている。

 これまで同映画で解禁されてきた映像では、アカペラが使用されていた本楽曲。SNS上では「もう歌声が神です。待ち遠しいよ」、「歌声が素晴らしすぎる」など早くも絶賛の声が上がっていた。今回、新たに解禁となったasmiの優しく切ない歌声が響き渡る主題歌付本編映像では、どこかエモくて愛らしいサウンドが加わり、より一層映画の世界観にマッチしたものに仕上がっている。

 さらに、主題歌を聴いた出演者の飯島直子(丈流と美優の恋のきっかけとなる救急救命士役)は「女の子が歌ってもしっくりくるんですね」、同じく江口洋介(ラジオナビゲーター役)も「気持ちいい感じのサウンドでした」とコメント。原曲発売当初から聴いていた大人世代にも、また新鮮な気持ちで楽しめる楽曲となっている。

 本編では、asmiが武道館でのライブを控える人気アーティスト・A-ri役で登場。江口と共にラジオパーソナリティー役を務め、楽曲やラジオを通じて丈流と美優をつなぐ。ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(23年)では、挿入歌「開青」を担当し、ドラマ初出演も果たしたasmi。今回は主題歌を担当し、映画初出演となるasmiは「映画に出演できたことも夢のようにうれしかったです!胸が苦しくなったり、あったかい気持ちになったり、誰かに手紙を書きたくなったり、してもらえたらいいなと思います。私はこの映画が、だいすきです!」とコメントを寄せている。

■ストーリー
 丈流と美優は、夜はバー、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働いている。
2人をつなぐのは、連絡用のバイトノートだけ。最初は業務連絡だけだったが、次第に趣味や悩みもつづるようになった。お互い素性を知らないまま、2人は大きな玉ねぎの下で(武道館)初めて会う約束をするが――。

 一方、あるラジオ番組では30年前の文通相手(ペンフレンド)との恋が語られていた。顔は知らないけど好きな人と武道館で初めて会う約束をして…

 2組は大きな玉ねぎの下で出会うことができるのか?令和と平成2つの恋が交錯し、やがて1つの奇跡が待ち受ける。