9回、大勢(手前)から2試合連続の死球を受ける佐野(撮影・伊藤笙子)

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 「JERA CSセ・ファイナルS・第5戦、巨人1−0DeNA」(20日、東京ドーム)

 3連投で九回のマウンドに上がった巨人・大勢は、走者2人を出しながらも無失点で締めた。1死から2四死球でピンチを招き「3連投目とはいえ、もっと気合を入れてしっかりやらないと」と振り返った。

 特に前夜に右膝付近に当てて負傷交代させた佐野には、この日も右つま先付近に死球を与えた。試合前に直接謝罪していたこともあり「佐野さんには2日連続で当ててしまったので。きょう謝りに行った時に『きょうもよろしくね』と言っていただいていたので。合わせる顔がないです」と反省した。

 チームは崖っぷちから2連勝で3勝3敗のタイに持ち込んだ。21日の最終第6戦に登板すれば、プロ入り後はもちろん野球人生でも「たぶんない」という自身初の4連投になるが「もちろんです。もちろん、もちろん」とやる気。「負けたら終わりなんで、投げる気でいます」と力強い口調で言い切った。