福岡管区気象台は18日午後4時27分、福岡県に暴風と高波、落雷に関する気象情報を発表した。福岡地方の沿岸の海域と北九州地方の響灘では、19日夜のはじめ頃から20日にかけて暴風に、20日は高波に警戒するよう呼びかけた。また、福岡県では19日未明から夕方にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意喚起した。

　気象概況によると、日本海を北東へ進む低気圧からのびる寒冷前線が19日朝から夕方にかけて九州北部地方を通過する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる。前線の通過後は、気圧の傾きが大きくなる見込み。このため、福岡地方の沿岸の海域と北九州地方の響灘では、19日夜のはじめ頃から20日にかけて、北東の風が非常に強く吹き、20日は大しけとなる見込み。また、福岡県では、19日未明から夕方にかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがある。