三菱が「新型アウトランダー」を発表! めちゃ豪華インテリア×パワーアップした「凄い4WD」採用! 「エグゼクティブ仕様」も新設定の“威風堂々SUV” 10月末発売
性能強化&内装の高級感を向上…
三菱自動車工業(以下、三菱)は2024年10月9日、大幅改良モデルの新型「アウトランダー」を発表しました。
同月31日に発売します。
アウトランダーは2005年に登場したクロスオーバーSUVです。ミディアムサイズながら3列シートの7人乗りを用意して利便性を高めたほか、電子制御4WDを搭載し、高い走行性能も実現しています。
【画像】超カッコいい! これが「新型アウトランダー」です!(90枚)(30枚以上)
2012年には2代目が登場。通常のガソリンモデルに加え、世界初の4WDプラグインハイブリッドSUVとして「アウトランダーPHEV」が追加設定されました。
現行型は3代目で、2021年10月に発表。「威風堂堂」をコンセプトに、三菱のフラッグシップモデルとしてのポジションを獲得。日本ではPHEVモデルに1本化されています。
力強く存在感のあるデザインや新PHEVシステムによる滑らかで力強い動力性能、ツインモーター4WDと四輪制御技術「S-AWC」からなる高い操縦安定性などを特徴としています。
今回の大幅改良では、「洗練」と「上質」を重点項目として正常進化させたといいます。
パワートレインでは、2.4リッターMIVECガソリンエンジン+ツインモーターによる4WDと変更はありませんが、駆動用バッテリーの容量を10%増加させて刷新。
これによりEV航続可能距離を約20km伸長し、いずれのグレードにおいても100km(WLTCモード)を確保しました。
さらに、最高出力を約20%も図り、スムーズで力強い加速や追い越し時などのストレス低減、エンジン始動頻度の低減を実現しました。
この駆動用バッテリーの容量拡大に合わせ、充電速度のアップも実施。急速充電では80%までの充電時間を6分短縮した、約32分を実現。普通充電では容量アップ前の従来モデルと同じ、約7.5時間で満充電が可能になっています。
また、サスペンションチューニングの見直しや新開発タイヤの採用による乗り心地の向上、電動パワーステアリングのアシスト力最適化、S-AWC制御の見直しによる操縦安定性の向上も図っています。
燃費性能では、速度やエンジンなどの状況によりフロントバンパーのグリルが開閉するグリルシャッターの採用や、アンダーカバーやリアバンパー形状の工夫、PHEVシステムの効率化によって、ハイブリッド燃料消費率(WLTCモード)を最大16.6km/Lから17.6km/Lへと向上しました(いずれもMグレード)。
エクステリアでは、フロントのアッパーグリルを滑らかな造形のデザインにし、質感を向上。フロント・リアのスキッドプレートもより立体的にしつつ、チタニウムグレーカラーをあしらうことで、存在感を高めています。
リアでは「Tシェイプ」のストップランプをより際立たせたほか、ウインカーやバックランプをLED化し、より力強い印象も引き立てました。
このほかアルミホイールデザインの変更や、新色「ムーンストーングレーメタリック」の追加なども図られました。
インテリアでは、前席にシートベンチレーション機能を採用し、快適性を向上。最上級グレードでは新内装色「ブリックブラウン」を採用し、セミアニリンレザーのデザインも合わせて変更することで、モダンでラグジュアリーな空間に仕上げています。
インフォテインメントシステムは、従来の9インチから12.3インチに大型化し、コネクティッド機能の拡充を図りました。
さらに、ヤマハと共同開発したオーディオシステム「Dynamic Sound Yamaha Ultimate(ダイナミック サウンド ヤマハアルティメット)」/「Dynamic Sound Yamaha Premium(ダイナミック サウンド ヤマハ プレミアム)」を新たに採用。
8個または12個のスピーカーを搭載は、ドアパネルの隙間を塞いでスピーカーボックスとしての役割をもたせたほか、スピーカー取付部の剛性向上などにより太く躍動感のある低音を実現しました。
ラインナップはベースグレード「M」、中級モデル「G」、上級モデル「P」に加え、最上級グレード「P Executive Package」を追加設定し、計4タイプ構成としています。乗車定員はMは5人乗りのみで、ほか3タイプでは5/7人乗りを用意しています。
新型アウトランダー 大幅改良モデルの価格(消費税込)は526万3500円から668万5800円です。
なお、新型アウトランダーは令和5年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象となり、55万円の補助金を受けられます。