押収物を運び出す大阪府警の捜査員=2024年10月8日、大阪市都島区、小島弘之撮影

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 風俗店で不特定多数の人に客と従業員とのわいせつ行為が見えるように営業したとして、大阪府警は9日、実質的経営者で自称会社役員の男(43)=大阪市中央区=と従業員14人、客3人の計18人を公然わいせつなどの疑いで逮捕したと発表した。

 認否は明らかにしていない。

【動画】わいせつ行為が見えるように営業した疑い 大阪の風俗店3店舗を摘発

 府警は8日午後、男が経営するとみられる大阪市都島区の「学校坂3年K組」など、府内の風俗店3店舗を同容疑などで一斉捜索した。

 同店が入るビルはJR京橋駅近くの繁華街にあり、捜査員が女性従業員を捜査車両に乗せたり、押収物を入れた段ボールを運んだりする様子が見られた。

 生活安全特別捜査隊によると、男らの逮捕容疑は8日、共謀して同店などで接客ブースの仕切りを低く設定し、裸の女性従業員と男性客とのわいせつな行為を、他の客ら不特定多数の人に見える状態で営業したなどというもの。店の中などにいた客3人も現行犯逮捕されたという。(小島弘之)