再建に向けて決意を示した小泉社長。写真:永島裕基

写真拡大

 鹿島アントラーズの“新体制”が明らかになった。

 10月6日にランコ・ポポヴィッチ監督とミラン・ミリッチコーチとの契約解除、吉岡宗重フットボールダイレクターの退任を伝えていたクラブは9日、中後雅喜コーチの監督就任、中田浩二プログループマネージャーのフットボールダイレクター就任、本山雅志アカデミースカウトとクラブOBの羽田憲司氏のトップチームコーチ就任をあわせて発表した。

 そのなかで、中田新FDのリリースで小泉文明代表取締役社長のコメントも掲載。前指揮官らへの感謝とともに、「クラブのトップとしてこの結果を重く受け止めています」とし、以下のように続ける。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
「クラブは本日から、中後雅喜監督、本山雅志コーチ、羽田憲司コーチ、強化責任者に中田浩二フットボールダイレクター(FD)という体制で、新たなスタートを切ります。まずは、今シーズンのリーグ戦残り6試合をクラブ一丸となって戦い、勝利のため、選手の力を最大限発揮させることに集中していきます。

 また、中長期的な視点に立った強化戦略が求められていることも理解しており、強化部門の先頭に立つ中田FDをしっかりとサポートするとともに、勝利を追求するという伝統を守りながら、チームを成長、発展させていく必要があります。クラブがこれまで大切にしてきた結束力を選手、スタッフ、フロントが協力して示し、これからもファン、サポーターの皆様とともに戦ってまいります」

 OBを集結させて再出発を図る鹿島。“常勝軍団”の復活はなるか。現在リーグでは4位。次節は代表ウィークを挟み、19日にホームでアビスパ福岡と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部