アーセナルの冨安健洋【写真:Getty Images】

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冨安健洋が負傷したカルバハルの代役候補に

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、10月5日のプレミアリーグ第7節サウサンプトン戦(3-1)で後半39分から今季初出場を果たした。

 そんななか海外メディアはスペイン1部レアル・マドリードが冬に冨安の獲得へ乗り出す可能性があると言及している。

 アーセナルはシーズン開幕前にアメリカ遠征を行ったが、この遠征直前に冨安は膝を負傷して戦列を離れることとなった。シーズンが開幕して1か月以上が過ぎ、出場はおろかベンチ入りもできていない状況だったが、5日のサウサンプトン戦でメンバー入りすると、後半途中からピッチに立ち、今季初出場を果たした。

 そんななか、冬の移籍市場で世界的強豪のレアルが獲得候補に挙げていると移籍専門メディア「Football Transfers」が報じている。レアルはスペイン代表DFダニエル・カルバハルが、5日のラ・リーガ第9節ビジャレアル戦で右膝を負傷し今シーズン中の復帰は絶望的となったなか、記事ではトレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)、ペドロ・ポロ(トッテナム)、アレックス・ヒメネス(ミラン)、ティアゴ・サントス(リール)とともに冨安の名前が挙がっている。

 冨安について記事では「レアルは1月の補強に消極的だったが、今冬にはトミヤスが格安で手に入るかもしれない」と触れ、「負傷から回復しつつあるが、アルテタ監督のチームではローテーション選手に留まる可能性が高いため、適正価格で売却される可能性がある」と言及している。

また「即座にインパクトを与えることができる万能選手であると同時に、将来的に第一候補が獲得された場合にはベンチに座っていても問題ないほど万能オプションである冨安は、レアルに長期的な利益をもたらすことができるすべての条件を満たしている可能性がある。ただし、彼が健康状態を証明できればの話だが」と第一候補はリバプールのアレクサンダー=アーノルドとしつつも可能性について報じている。

 冨安の去就に関しては、夏の移籍市場が閉まった直後からイタリアの名門3クラブ(ナポリ、ユベントス、インテル)が冬に獲得へ動くのではと現地で報じられていたなか、今後の動向に注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)