ドジャース戦に先発登板したダルビッシュ有【写真:ロイター】

写真拡大

ベッツの本塁打をもぎとったプロファーが即コメント

 米大リーグ、パドレスダルビッシュ有投手は6日(日本時間7日)、ドジャースタジアムで行われたドジャースとの地区シリーズ第2戦に先発。初回に味方のスーパーキャッチで失点を逃れた。ダルビッシュも一瞬何が起こったのかわからず、困惑したかのような表情を見せたこの場面。スタンドにグラブを差し込んで本塁打をもぎ取った野手が「最高だよ」と余韻を口にしている。

 ダルビッシュは1点リードの初回、先頭の大谷を空振り三振に打ち取り、続くベッツを打席に迎えた。左翼への大飛球を打たれ、ベッツは右手を突き上げガッツポーズ。ただ着弾地点では、左翼手のプロファーがジャンプしてスタンドにグラブを差し入れ、これを捕球していた。

 プロファーは一瞬、捕球できなかったかのようなリアクションを見せたため、マウンド上のダルビッシュは顔をしかめたほど。味方も敵も“騙した”プロファーはベンチに戻ると、すぐに米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の中継に登場。「あれは僕の願望の一つなんだ。いつでもホームランボールをキャッチしたい。そして今、それをプレーオフでやったんだ、わかるだろ? 最高だよ」とスーパープレーの余韻を口にしている。

 ボールがスタンドのファンと“争奪戦”になった際に「観客に対して何か言いましたか?」という質問には「何も言わなかったよ。ボールをキャッチするためには彼らと戦わなきゃいけないからね。彼らは僕のグラブを叩いていたよ」とボール争いの激しさを語っていた。

(THE ANSWER編集部)