パドレス戦、同点3ランを放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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地区シリーズ第1戦

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、ドジャースタジアムで行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発。2回の第2打席で、値千金の1号同点3ランを放った。球場は騒然。渡米7年目で初のポストシーズンでいきなりの一発に、敵将のマイク・シルト監督もお手上げだった。

 3点を追う2回2死一、二塁の第2打席。MVPコールも起きる中、相手右腕シースの高め速球を振り抜いた。右翼席へライナーで飛んで行ったボールはそのまま柵越え。同点3ランとなった。大谷は感情を爆発させてガッツポーズ。試合を一振りで振り出しに戻した。打球速度111.8マイル(約179.92キロ)、飛距離372フィート(約113.3メートル)だった。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」では、大谷の本塁打後にマイク・シルト監督がベンチからインタビューに応じる映像が流れた。大谷の一発については「試合前には、我々には高めに投げるという、僅かなミスも許されないという話はしていたが、実行できなかった」とお手上げの様子で首を振った。「彼が目覚める前にアウトを取る事が重要だ」と今後の対戦が重要になると指摘していた。

 大谷はメジャー移籍後、エンゼルスに所属していた昨季までポストシーズン出場はなかった。今季からプレーするドジャースで初の大舞台。今季は打率.310、本塁打54本、打点130、59盗塁をマーク。本塁打、打点のリーグ二冠に輝き、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁(50-50)」をマークするなど、打者専念のシーズンでMVP有力候補に挙がっている。

(THE ANSWER編集部)