パドレス戦、同点3ランを放ったドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

地区シリーズ第1戦

 米大リーグ・ドジャース大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、ドジャースタジアムで行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発。2回の第2打席で、値千金の1号同点3ランを放った。球場は騒然。渡米7年目で初のポストシーズンとなったが、いきなりの活躍に米記者たちも衝撃を受けている。

 3点を追う2回2死一、二塁の第2打席。MVPコールも起きる中、相手右腕シースの高め速球を振り抜いた。右翼席へライナーで飛んで行ったボールはそのまま柵越え。同点3ランとなった。大谷は感情を爆発させてガッツポーズ。試合を一振りで振り出しに戻した。打球速度111.8マイル(約179.92キロ)、飛距離372フィート(約113.3メートル)だった。

 大谷はメジャー移籍後、エンゼルスに所属していた昨季までポストシーズン出場はなかった。今季からプレーするドジャースで初の大舞台。いきなりの躍動に、X上の記者たちも仰天だ。全米野球記者協会員のエリック・スティーブン記者は「地震のようだ」と表現。MLB公式のドジャース番フアン・トリビオ記者は「ショウヘイ・オオタニは止められない。奴は別の惑星から来た男だ。3ラン、初めてのポストシーズン、そして彼はこれで3-3に持ち込んだ。ワオ」と投稿した。

 さらにスポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンサレス記者は「左膝への強烈な自打球の直後、右翼へロケットを放った。球場が揺れている」と報じた。

 今季は打率.310、本塁打54本、打点130、59盗塁をマーク。本塁打、打点のリーグ二冠に輝き、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁(50-50)」をマークするなど、打者専念のシーズンでMVP有力候補に挙がっている。自身初のポストシーズンでも、名門ドジャースを牽引する活躍に期待がかかる。

(THE ANSWER編集部)