看板メニューはショベルカーの「バケット」カレー!? 重機がコンセプトのカフェ 開店の理由は深刻な人手不足
ミニチュアの展示やちょっと変わった食事から重機の魅力を感じられるカフェが静岡市葵区にオープンしました。ユニークなカフェができた背景には、建設業界が抱える深刻な人手不足があります。
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<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「私、黒い空間の中にいますが、これ、実際のショベルカーの部品なんです。『重機』をコンセプトにしたカフェが、静岡市にオープンしました」静岡市葵区千代に8月にオープンした「重機カフェ・Creuser」。静岡市内の土木建設業「前田重工業」が運営するカフェで、さまざまな形で建設機械の魅力を感じることができます。3種のルーとトマトペーストを合わせたカレー、これを入れるのが…。
<重機カフェ Creuser 諸田奉巳店長>
「ショベルカーのアタッチメントの一つ『バケット』の器になります」LIVEしずおか滝澤悠希キャスター「バケットを模した器、なんですね」重機の中にカレー?!ユニークな見た目が印象的な店の看板メニュー「バケットカレー」です。
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「わぁ自分で重機を操っている感覚、なんとも言えないワクワク感ですね。しっかりと旨みが溶け込んだ、おいしいカレーですね。重機の魅力に囲まれたカフェで楽しむカレー、特別感あります」取材した日も家族連れを中心に、多くの客が訪れていました。
<親子の客>
「重機がたくさんあるところが近くになかったので、子ども喜んでいる。ショベルカーのどういうところがかっこいい?」 「(手でショベルカーの真似して)こういうところ」この重機カフェがオープンした背景には、業界が抱える深刻な課題があります。静岡県建設業協会が、2023年度、会員企業に実施したアンケートによると、122社のうち、実に108社が「若年労働者の確保・育成」に課題があると回答しています。
先行きが不透明な中、重機カフェには、建設業界に明るいイメージを持ってもらい、将来の担い手確保につなげようという狙いがあるのです。
<客>
「ここに来れば(子どもが建設業界に)興味を持つと思う。将来こういう仕事をやりたいと思うかもしれない」<重機カフェ Creuser 諸田奉巳店長>
「建設現場、建築現場、重機に興味を持ってもらえるための1つの方法、1つの場所として、より多くの人に知っていただけたら」