カロリーが高いのはどっち? 「秋刀魚の塩焼き or 鯖の塩焼き」【ダイエットクイズ】

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秋になると、さまざまな野菜や果物、魚などが旬を迎えるため、美味しいものを食べる機会が増えますよね。ダイエットを意識している人にとっては誘惑の多いこの時季ですが、秋の食材のカロリーがどれくらいあるのか知っていますか? そこで日々の食事作りや食材選びの参考になり、ダイエットに役立つカロリークイズを考えました。今回は、秋が旬の代表的な食材の中から、秋刀魚(さんま)と鯖(さば)の塩焼きを比較。それぞれのカロリーや食材に関する基本知識を、管理栄養士の資格を持つライター川越光笑さんに解説していただきました。

「秋刀魚の塩焼き」と「鯖の塩焼き」カロリーが高いのは?

秋刀魚の塩焼き

秋の味覚を代表する魚のひとつで、脂がのっていて美味しい秋刀魚(さんま)。漢字の由来は、秋によく獲れること、細身で銀色に輝く姿が刀を連想させることからきているそう。定番の塩焼きをはじめ、煮付けや刺身、フライなどいろいろな料理で食べられています。

鯖の塩焼き

秋が旬の魚といえば、秋刀魚や鮭がよく挙げられますが、鯖(さば)も旬を迎え、「秋鯖」と呼ばれています。この時季の鯖は脂が最ものっていて、焼くことで脂がジュワーっと溢れ出しトロける美味しさ。栄養価もとても高く、おすすめの秋食材です。

食欲の秋に食べたくなる、旬の魚の秋刀魚と鯖。魚を焼く香りは食欲をそそりますが、どちらが太りやすそうでしょうか? 正解は……? それぞれのカロリーと特徴を解説します。

カロリーが高いのは、「秋刀魚の塩焼き」

青魚は全体的にエネルギーが高めの食材

一般的に魚介類は、白身魚より青背の魚の方がエネルギーは高い傾向にあります。では、青魚の代表格である秋刀魚と鯖では、どれくらい差があるのでしょうか。

各80gで比べてみた場合、「秋刀魚の塩焼き」は、256kcal。対する「鯖の塩焼き」は、216kcalでした。同様に、脂質をチェックしてみると、秋刀魚の塩焼きは24.0g、鯖の塩焼きは18.0gという結果に。エネルギーも脂質も秋刀魚の方が高いことが分かります。

ちなみに生魚の状態で比較してみると、秋刀魚(皮つき)100gは287kcalで、鯖(まさば)100gは211kcalでした。同じ青背の魚の中でも、マグロ(トロ)はエネルギーも脂質も高いことで知られていますが、秋刀魚はその次くらいにランキングに入るほど、魚介類ではエネルギーが高めの魚です。

とはいえ、秋刀魚に含まれるEPAやDHAは、不足しがちな飽和脂肪酸が多く、悪玉コレステロールを低下する働きもあります。カロリーが気になる方は、食べる量を減らすというのもダイエット法のひとつです。

今年は秋刀魚の当たり年だと言われ、昨年に比べて価格がやや手頃。旬の食材は栄養素も豊富ですので、賢く召し上がっていただきたいです。

※具材や量、調理法によってもカロリーは異なります。

[参考資料]文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)、「八訂 早わかりインデックス 食材&料理カロリーブック」(主婦の友社刊)、「エネルギーを下げる料理テク大公開! カロリーダウンのコツ 早わかり」(女子栄養大学出版部)

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