5回2死二塁、中村晃の中前適時打に盛り上がるソフトバンクベンチ(カメラ・岩田 大補)

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◆パ・リーグ ソフトバンク11―5楽天(22日・みずほペイペイドーム福岡)

 首位・ソフトバンクが楽天に11得点で大勝し、優勝へのマジックナンバーを「1」とした。この後、2位・日本ハムが18時からのオリックス戦(京セラドーム)に敗れれば、20年以来4年ぶりのリーグ優勝が決まる。

 初回、1死三塁から5番・栗原の三ゴロの間に先取点を挙げた。2回、1死二、三塁から8番・甲斐が中前2点打を放つと、続く9番・川村が右越えにプロ初本塁打となる2ラン。その後、2番・今宮にも適時打が生まれ、一挙5得点のビッグイニングを演出した。

 5回、相手投手の暴投で1点を加えると、2死二塁からは5番・中村が中前適時打。負傷離脱中の近藤に代わり中軸に入るベテランが、ダメ押しの8点目をもたらした。

 6回無死二塁、川村がこの日3打点目となる右越え二塁打。8回には、甲斐に2本目の適時打が生まれ、2桁得点とした。

 投げては、先発・大津が4回2/3を投げて3失点。勝ち投手の権利まであとアウト1つのところで無念の降板となり、ベンチでは目を赤くしていた。5回の3アウトを三振で奪った2番手・岩井が、うれしいプロ初勝利となった。

 試合後、チームは新幹線で大阪へ移動。歓喜の瞬間を、車内で迎える可能性もある。