ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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ジョー・マドン氏が言及

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地マーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、6打数6安打、3本塁打10打点の大爆発。一気に「51本塁打&51盗塁」に到達した。大谷の恩師もこれを祝福。最も感銘を受ける部分を語っている。

 米衛星ラジオ「シリウスXM」のMLB専門番組「MLBネットワーク・ラジオ」公式Xはエンゼルスで2020年から2022年の途中まで大谷を指揮したジョー・マドン元監督のコメントを音声で紹介。「50-50」を達成した大谷について「彼は何でもできる。守備をやる機会は得られていないけど、やったらゴールドグラブ賞級のプレーをすると思うよ」と規格外さを強調した。

 2年間、毎日傍で大谷を見てきたマドン氏。「毎日のようにあれほど良い選手で居続けることは極めて難しいことなんだ。負傷したり、体が疲れたり、風邪をひくかもしれない。常に良い状態、ということはないんだよ。だからこそ、あれだけ継続して活躍し続けていることに衝撃を受けるよ」と説明。徹底した体調管理など陰の努力を称賛した。

「いつもいっていることだけど、スポーツ界で私が最も感銘を受けるのは、MLBで毎日出場し続けることだ。毎日出場し続けることだけじゃなく、そこで活躍する。それは本当に難しい」と語ったマドン氏。それ以上に選手を苦しめるのが「精神的なプレシャー」だという。

 国際的なスーパースターである大谷は、昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円=発表当時)で契約するなど、悲願のワールドシリーズ制覇を目指す新天地で、特に大きなプレッシャーに晒されている。マドン氏は「それでも大活躍している。これは驚愕するよ。MLB史上最もドラマチックで最高のシーズンだと言えるね」と絶賛。教え子の活躍に満足げだった。

(THE ANSWER編集部)