Roadstead オリジナル作品第2弾、工藤梨穂監督映画『オーガスト・マイ・ヘヴン』プレミアム販売を8月30日より開始 （C）Roadstead

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　「第74回ベルリン国際映画祭」（2024年）ベルリナーレ・スペシャル部門（Berlinale Special）に正式招待され、上映された工藤梨穂監督の『オーガスト・マイ・ヘヴン』（40分）が、「映画を買える、ユーザー間でレンタルできる」新しい配信サービス「Roadstead」にて今週30日よりプレミアム販売を開始する。

【動画】映画『オーガスト・マイ・ヘヴン』予告編

　Roadstead初のオリジナル作品として制作された黒沢清監督『Chime』に続く、Roadstead オリジナル作品第2弾。若手のキャスト・スタッフが結集し、真夏の京都の地で撮影された本作は、“誰かを演じる”ことによって運命的に交錯する男女3人の巡り合わせの旅を描いた新たな青春映画。工藤監督の前作『裸足で鳴らしてみせろ』（2022年）に続き、シンガーソングライターのsomaが音楽を担当し、繊細かつ大胆に彼らの出会いと旅を彩る。

　主演を務めるのは『オーファンズ・ブルース』（18年）以来、工藤監督と再タッグを組む村上由規乃。男2人の旧友“いづみ”になりすます代理出席屋の女・城野譲（じょうの・じょう）役を演じる。譲に思いを寄せる中華料理屋の男・三枝南平役には『裸足で鳴らしてみせろ』の諏訪珠理。そして、長い失踪から突然帰還した南平の親友・長谷薫役に『PLASTIC』（23年）の藤江琢磨が名を連ねる。そのほか、長谷川七虹、山崎龍吾（※崎＝たつさき）、西出明、鈴木卓爾が出演。

　とある街で代理出席屋をしながら暮らしを営む女・城野譲（村上）。代理出席屋とは、依頼人の親族や恋人、友人などを演じて冠婚葬祭や人が集まる場所に赴く代行業のことである。譲の行きつけの中華料理屋の店員・三枝南平（諏訪）は、そんな彼女に思いを寄せていた。

　8月のある日のこと。代行の仕事で葬儀場に訪れた譲は、そこでいつか夢で見た見知らぬ男・長谷薫（藤江）に出会ってしまう。日を同じくして、中華料理屋で抱き合う南平と薫。薫は5年もの間失踪していた南平の親友だったのだ。

　彼の無事を喜ぶ南平に「恩師の葬儀で“いづみ”に再会できた」と言う薫。しかし、そこに現れた女は彼らの旧友・いづみになりすました譲だった――。旧友になりすました女と親友の二人の青年。奇妙で刹那的な旅の先にあるものとは？

　自らの肉体を持ちながら自分ではない何者かになる“演じる”という行為へ、そして関係性を演じる中で積み重ねられる“時間”という事実へアプローチをかけながら、人と人が共に在ることへのかけがえのなさを映し出した意欲作となっている。

■「Roadstead」について

　「Roadstead」は、出品された作品のオーナーライセンスを限定販売し、購入者だけが視聴できる映像プラットフォーム。購入者は作品を第三者に販売（リセール）、レンタルすることも可能で、収益の一部は出品者に還元される。

　『オーガスト・マイ・ヘヴン』は8800円で販売。販売期間は2024年8月30日正午〜12月5日午前11時。全世界販売総数が500本に達した時点で販売終了。購入特典は、「オーガスト・マイ・ヘヴン」デジタルポスター（※特典は購入者にRoadstead上で無償配布予定。配布日時は購入者に通知）。

　本作の本編、購入特典の二次利用（レンタル・リセール）開始日時は、2024年12月6日午前11時。オーナーは所有するコンテンツを有償でレンタルすることができる。『オーガスト・マイ・ヘヴン』の場合、レンタル価格を100%としたオーナー収益分配率は10％、最低レンタル価格は330円。

　オーナーは所有するコンテンツの価格を自由に設定して販売（リセール）することもできる。売買が成立するとその売上から、ライツホルダー（一次出品者）が事前に設定したパーセンテージに応じた収益分配、及びサービス利用手数料20%が引かれた残額がリセラーのアカウントに配分される。ライツホルダーには永続的にリセールの収益が分配される。『オーガスト・マイ・ヘヴン』の場合、リセール価格を100%としたリセラーへの収益分配率は50％、最低リセール価格は8800円。