「顔が死んでいるような状態に…」目黒蓮 活動休止直前の「月9」現場で不安視されていた“壮絶異変”

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「実は最近“目黒さんの体調がすぐれない”という話が度々聞こえていました。現場で体に力が入らない、なかなか立ち上がれないといったことがあったようです」(テレビ局関係者)

8月21日の16時、Snow Man目黒蓮(27)の活動休止が所属事務所から発表された。

《弊社専属契約タレントの目黒蓮は、8月15日から体調不良により活動を休止しておりました。医師の指導により大事をとって療養期間を設けさせていただきましたが、体調も順調に回復し、徐々に仕事に復帰させていただく予定となっております》

目黒は月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)で主演を務めている。療養により、26日は特別編が放送され、第9話は9月2日に放送予定だという。

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彼の活動休止発表から6時間後の22時、Snow Manは公式YouTubeで“歴史的”な生配信を行った。

「5大ドームツアーが決定しました!!」

札幌ドームを皮切りに、名古屋、福岡、東京、大阪を巡る「5大ドームツアー」は旧事務所時代を含むとSMAP、KinKi Kids、嵐、SUPER EIGHTに続く歴代5組目となる。また4枚目となるアルバム『RAYS』の発売など、メンバーからは喜びの報告が続いたが、そこに目黒の姿はなかった。

「目黒さんは19年のグループ加入以来、憧れの先輩たちに肩を並べる5大ドームツアーを目標に頑張ってきました。それだけに、自らの体調問題で“一大報告”を欠席せざるをえない状況を心から悔やんでいたといいます」(音楽関係者)

本誌は8月4日、炎天下のなか、目黒が都内で「月9」ロケに臨む姿を目撃していた。

1時間ほどで撮影を終え、次の現場に向かうため車に乗り込む彼の目元にはクマができ、表情が沈んでいるようにも見えた。

「目黒さんの基本的な考え方は、《すべてはSnow Manのため》。いま、個人として役者に没頭しているのは、自分の演技に関心を持ってもらえることでSnow Manのコンサートに来てくれるように……という思いが強いのです。そのため全力で『月9』の撮影に挑んでいたのですが、予想以上に過酷な現場だったようです」

そう語るのは、制作関係者。

■“顔が死んでいる”ような状態に……

「目黒さんはほかの仕事もあり、多忙なためドラマの撮影スケジュールに余裕がなかったのです。深夜12時過ぎまで撮影して、翌日の午前中からまた撮影する日々が続くこともありました。演出上、撮影カット数も多く、一時は“時間を1秒も無駄にできない”と、過度に現場が張りつめていました。また35度を超える酷暑の野外ロケも少なくなく、目黒さんの体力の消耗も激しかったそうです」

実は親友のラウール(21)が最近の目黒を心配する発言をしていた。3日放送の『with MUSIC』(日本テレビ系)で目黒を「寝てないメンバーNo.1」に選び、

「今、アイドルと俳優を両立して忙しすぎて、マジで寝てないのが一緒に車に乗ったときとかにすごいわかる!」と話していたのだ。

「目黒さんは先月下旬ごろから、スタッフが話しかけても反応に少し時間がかかることが増えました。疲れがたまっていたのでしょうか。

『月9』主演で初めての父親役を演じる精神的な重圧もあったのか、第8話の目黒さんの撮影シーンでは“顔が死んでいる”ような状態になってしまったことも……。撮影スタッフも苦慮していたと聞いています」(前出・制作関係者)

感情表現に“障害”が発生してしまう心身の状況について、精神科医で岡田クリニック院長の岡田尊司氏はこう推察する。

「“感情が壊れる”ような症状で、いちばん考えられるのは過度な疲労、ストレス、精神的なプレッシャーによるものです。一過性のうつ状態だったのではないでしょうか。正確には精神運動障害(抑制)といい、表情がなくなったり、乏しくなったりするのも、比較的よく見られる症状です。本人が頑張って感情を作ろうとしても、なかなかうまくできなくなったりします。

普通、疲れて多少気分が落ち込む程度なら、それをはねのけて元気に感情を装えます。“その場にふさわしい反応ができる”ことを専門的には気分反応性と言いますが、これが落ちてしまうと、感情のリアクションが非常に困難になるのです。心身とも相当、疲弊していたのでしょう」

このままでは役者として致命傷になりかねない――。8月中旬、目黒はある決断をくだす。

■療養を勧められて精密検査を受けた

「断続的に続く体調不良のため、目黒さんは都内の病院を受診したそうです。そこで医師から療養を勧められ、同時に重大な病気の可能性がないか、精密検査を受けたそうです」(前出・テレビ局関係者)

15日から活動を休止した目黒だが、今回の療養を当初、メンバーに伝えていなかったという。

「精密検査の結果次第では療養期間が長期化する恐れもありましたそのため、5大ドームツアー発表の大事な時期に“メンバーを心配させたくない”という強い思いがあったようです。親友のラウールさんにも内緒だったといいます。

数日後、体調不良の主な原因は過労にあるとされ、重大な病気の可能性はないと判明しました。ただ、21日の5大ドームツアー発表日の復帰は不可能だとの診断で、直前になってメンバーたちに目黒さんの療養が伝えられたと聞きました」(前出・音楽関係者)

メンバーたちは目黒の意向を聞き、複雑な心境だったようだ。

「もともとメンバーたちは目黒さんの『月9』出演を自分のことのように喜んでいました。本人にドラマの感想を伝えるのはもちろんのこと、撮影現場に差し入れをするメンバーもいました。向井康二さんは夏バテ対策にどら焼きを送り、深澤辰哉さんはプライベートでスタジオを訪れて目黒さんを激励していました。

それだけに過労で倒れた彼を皆、心配していたといいます。特にラウールさんは毎日のように連絡をしていただけに“知らされなかった”ことに動揺しながらも、検査結果が問題なかったと聞き、目を潤ませていたそうです」(前出・テレビ局関係者)

昨年1月、ラウールがパリコレに出演した際、パリにまで応援に駆け付けた目黒。もはや“兄弟”とも思える2人だけに、安堵の涙だったのだろう。

21日の生配信の冒頭で、メンバーたちは「めめ見てるか〜」とカメラに手を振っていた。その後、ラウールは、「さっき(目黒から)メール来てたもんね、『見るよ〜』って。徐々に体調も回復してるみたいで……」 と笑顔を見せていた。

今の目黒に、ラウールらの支えは“特効薬”だと前出の岡田院長は断言する。

「真面目で責任感の強い方ほど自分ですべて抱え込み、ギリギリまで我慢してしまうので限界に達した身体が悲鳴をあげてしまいます。そうした苦悩を少しでも共有できる仲間たちはとても大事。彼らのサポートを受けることで、心身ともだいぶ楽になるのではないでしょうか」

目黒は近日中にも仕事を再開させるという。前出の音楽関係者は言う。

「5大ドームツアーは11月初旬からおこなわれます。『月9』の収録が終われば、ライブの打ち合わせやリハーサルが待っています。メンバーたちと過ごす時間が癒しとなり、元気を取り戻せるはずです」

ラウールの涙のしずくから、目黒の心のダムは満たされていく。