久保建英が途中出場から圧巻の一撃!…終盤の決勝弾でレアル・ソシエダを今季初白星へ導く

写真拡大

 ラ・リーガ第2節が24日に行われ、エスパニョールレアル・ソシエダが対戦した。

 日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは開幕節でラージョ・バジェカーノと対戦した。ボールを支配しながらもなかなか得点を奪えずにいると、後半に2ゴールを献上。反撃も終了間際のマルティン・スビメンディの1点のみに留まり、黒星発進となった。初白星を目指す今節は昇格組のエスパニョールと激突。開幕節ではバジャドリードに0−1の惜敗を喫しており、こちらも初白星を目指す。なお、久保はベンチスタートとなっている。

 序盤は拮抗した展開に。ボール保持率で上回るレアル・ソシエダはスビメンディやブライス・メンデス、最前列から下りてくるミケル・オヤルサバルらを起点にチャンスをうかがう。対するエスパニョールも集中した守備対応を見せつつ、時折両サイドを起点とした鋭い攻撃で相手ゴール前に迫るシーンを作る。次第にレアル・ソシエダに押し込まれる時間が増えていくが、ボックス外からのミドルシュート以外に決定機を作らせない。

 そのままスコアレスで迎えた後半はオープンな展開が増加し、エスパニョールもカウンターからチャンスを創出するようになる。56分にはピッチ中央でボールを奪ったハビ・プアドがボックス内右まで持ち運び、並走していたアレホ・ベリスにラストパスを送ったがわずかに合わず、強いシュートを打てなかった。その後もカウンターを受ける展開が続いたレアル・ソシエダは66分に3枚替えを敢行。久保もピッチに立ち、中盤のインサイドハーフに入った。

 78分、シェラルド・ベッカーが左から仕掛けてゴール前へグラウンダーのクロスを送ると、これに飛び込んだのは久保と同時に投入されたウマル・サディク。しかし合わせることはできず、ボールはそのままゴール前を横断した。

 続く80分には右に大きく開いた位置でボールを収めた久保が、対峙した相手DFの股を巧みに抜いてボックス内右へ侵入。そのまま左足を振り抜くと、弧を描いた強烈なシュートが左サイドネットへ突き刺さり、レアル・ソシエダが先制に成功した。

 試合はこのまま終了し、接戦を制したレアル・ソシエダが今シーズン初白星を飾った。次節は28日に行われ、エスパニョールはアウェイでアトレティコ・マドリードと、レアル・ソシエダはホームでアラベスと対戦する。

【スコア】
エスパニョール 0−1 レアル・ソシエダ

【得点者】
0−1 80分 久保建英レアル・ソシエダ


【動画】久保建英が圧巻の個人技から今季初ゴール!