Screenshot: 山粼拓実

MicrosoftからAIを使った画像生成サービスのMicrosoft Designerがリリースされました。AI PCのウマミを存分に生かしたAIがデザインをしてくれるサービスですが、実際に使ってみました。

文章だけで画像とデザインが完成

Microsoft DesignerはMicrosoftが独自に開発した、AIによる画像生成が可能なサービスです。作って欲しい画像のイメージを文章で伝え、生成ボタンを押すだけ。画像の生成には30秒ほどかかります。

生成が完了すると4枚の画像が表示され、いくつかの候補として表示されます。これらの画像はすべてダウンロードでき、また、生成後の加工も可能です。

生成をするたびに「ブースト」なるポイントが消費されるため、生成できる回数には制限があります。このブーストは無料版なら1日あたり15ポイント、Copilot有料版なら100ポイント。

Image: 山粼拓実
生成された4つの画像。
Image: 山粼拓実

デザインまるごと生成してくれる

Microsoft Designerはその名のとおりデザインをするもので、デザインにあまり関わりがない人には敷居が高そうといったイメージがありますが、使ってみたところ意外とそうでもない様子。

たとえば、友人を結婚式に招待したいという時には、招待カードの図案テンプレートから生成できます。

Image: 山粼拓実

最初はその名の通りデザイナーが使うものなのかと自分は考えていたのですが、実はデザインとは遠い人ほど、グリーティングカードなどを制作するのに便利なのではと思いました。

気になった点

ただ使っていて問題だなと思ったのは、文字がおかしかったりする点。おそらく使用されているAIのDALL-Eの学習が不十分なんだと思うのですが、生成をする経験を積まないと生成物の正確性も上がらないみたいです。

よく見ると文字がおかしい点がちらほら。
Image: 山粼拓実

そのため生成した後の画面にはフィードバックを送る画面もあります。

また気になったのは、生成結果がいまいちでも消費されたブーストがなくなってしまう点。このあたり、マイクロソフトがAIをどのようにマネタイズするかの苦労が垣間見えます。

赤丸の部分のコインが画像などを生成する度に消費されていきます。
Image: 山粼拓実
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