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人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)で、ジョン・スノウ役を演じた出演したキット・ハリントン。「最終シーズンの展開が急すぎた」というファンからの批判を認めつつ、出演者の1人として、疲れすぎてこれ以上続けるのは無理だったことを明かした。

「ゲーム・オブ・スローンズ」は、ジョージ・R・R・マーティンの原作小説シリーズ『氷と炎の歌』を基にした大ヒットシリーズ。シーズンを重ねるにつれ小説のストーリーを追い越してしまい、最終的にドラマオリジナルの結末が描かれた。その終わり方に対しては視聴者から批判が噴出し、中には物語が急ぎ足に感じられるとの指摘も。原作という土台がないまま結末を迎えたことに加え、エピソード数が6話に削減されたことも一因と考えられている(シーズン6までは全10話、シーズン7は全7話だった)。

これについて全8シーズンでメインキャストを務めたハリントンは、新たな側面を英に語っている。

「もし『ゲーム・オブ・スローンズ』の終わり方に問題があったとすれば、それは僕たち全員がくたくたに疲れ切っていて、これ以上続けられなかったことだと思います。だから、展開を急ぎすぎと感じる人がいるのは理解できるし、僕もそう感じるかもしれない。でも、他に選択肢があったかどうかは分かりません。最終シーズンの自分の写真を見ると、疲れ切った顔をしています。もう1シーズンやる余力はありませんでした。」

ほかにも様々な批判があったフィナーレについては、「誰もが意見を言う権利がある」とした上で 「終盤ではストーリー的にミスがあったかもしれない。興味深い選択だけれど、うまく機能しなかったものもあったと思います」と、控えめにコメントした。

「ゲーム・オブ・スローンズ」を続ける余力はなかったようだが、シリーズ終了から3年後には、ハリントン主演のスピンオフ企画が浮上。2024年4月にはしたことが伝えられたが、ハリントンは改めて同企画の開発過程を振り返った。

「HBOから“この企画を検討してくれないか?”と声をかけられたんです。僕の最初の反応は、ノーでした。でも、戦争後の兵士(ジョン・スノウ)について、興味深く重要な物語があるのかもしれないと考えたんです。[中略]数年間かけて開発を進めましたが、結局、僕たちが興奮できる内容は思いつきませんでした。最終的に、“これ以上開発を続けると、良くない作品ができてしまうかもしれない。それは誰も望んでいないことだ”と思い、手を引きました。」

ちなみに本シリーズでは、スピンオフ第1弾「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」が大成功。2024年8月にシーズン2フィナーレを迎え、シリーズ最終となるシーズン4までの製作が決定している。そのほか、『ダンクとエッグの物語』シリーズを基にした「A Knight of the Seven Kingdoms」も待機中だ。ハリントンはスピンオフの成功を願いつつ、自身は「あの世界で長く過ごしすぎた」ため「『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を観ることはないでしょうし、『ゲーム・オブ・スローンズ』をまた観ることも数年はないでしょう」と。

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