鳥栖のマルセロ・ヒアン【写真:Getty Images】

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札幌戦で鳥栖エース助っ人が開始早々に負傷交代

 サガン鳥栖は8月16日に行われたJ1第27節の北海道コンサドーレ札幌戦を3-5で落とし、5戦未勝利となった。

 降格圏に沈むチームの苦境に追い打ちをかけるように、エース助っ人が開始早々に負傷交代するアクシデントが発生。ここまでチームトップの12ゴールを奪う頼れるエースに離脱の可能性が浮上し、衝撃が走っている。

 降格圏の19位鳥栖は、アウェーで最下位札幌との下位対決に臨んだが、前半だけで3失点。今夏新加入MF久保藤次郎の初得点などで反撃したが、さらに失点を重ねて3-5で敗れた。今月9日に川井健太前監督との契約を解除し、木谷公亮新監督へ采配を託すも、新政権発足から2試合未勝利と悪い流れは止められなかった。

 このムードに追い打ちをかけるように、開始早々4分にまさかのアクシデントが起こる。味方からのロングフィードに反応したブラジル人FWマルセロ・ヒアンがスプリントした際に足を負傷。自らプレーを止め、担架で運ばれてピッチをあとに。前半6分でFW富樫敬真との交代を余儀なくされた。

 ヒアンはここまでリーグ4位の12得点をマークと、鳥栖にとっては貴重な得点源。現時点で怪我の詳細は不明ながら、状況次第ではしばらくエースFW不在を余儀なくされる事態に直面したことで、SNS上では「厳しすぎる…」「かなりやばい」「負傷離脱痛すぎるな」「これはつらい」といったファンからの悲鳴が相次いだ。

 札幌との下位対決で敗れただけでなく、エース離脱危機の“ダブルショック”に見舞われた鳥栖。クラブ史上初めてJ1の舞台に立った2012年以降、降格せずに戦ってきたチームはこの苦境を乗り越えられるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)