18歳で海外名門移籍も「チャンスなかった」 逸材GKが味わった挫折…プロとして「環境変えないと」
シント移籍のGK小久保玲央ブライアン、名門ベンフィカでの苦悩告白
パリ五輪で準々決勝進出に大きく貢献したGK小久保玲央ブライアンが、現地時間8月14日にベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)への新加入会見に出席。
前所属のポルトガルの名門ベンフィカで苦しんだ部分も話し、「いよいよプロとしてのサッカー人生が始まる」と話した。
柏レイソルの下部組織で育った小久保は、18歳になるタイミングでポルトガルへ。ベンフィカのセカンドチームに加入したが、なかなかトップチームへの道筋を辿るのは厳しい状況にあった。その中でも世代別代表の活動には継続的に招集され、パリ五輪につながる一連の大会で活躍を見せてきた。
小久保はポルトガルでの活動について、「なかなか1シーズンを通して試合に出るチャンスがなかった。いいGKが揃っていて、なかなか入れないところもあった。ベンチに数回座ったものの出場機会を得られなかった」として「ベンフィカではセカンドチームの次の日にトップチーム帯同とか、なかなか1シーズンをプロ選手として活動できなかった」とも話した。
それだけに、「STVVからのオファーは嬉しかったし環境を変えないといけないと思った」として「練習で監督にプレーを見せ、次の試合やその次の試合から出続けられるようにしたい。いよいよプロとしてのサッカー人生が始まると思うので、まずは次の試合のチャンスを得て自分らしいプレーを1年やり続けるのが大事だと思う」と話した。
ポルトガルでは表舞台になかなか出られなかったが、そこで重ねてきたものをベルギーで発揮する姿が期待される。(FOOTBALL ZONE編集部)