『ポツンと一軒家』捜索隊が出会ったのは…築100年の古民家で暮らす男性「大ファンなんです!」

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日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。

8月11日(日)は、ゲストに和田アキ子とゆうちゃみを迎えて放送される。

岡山県の深い山奥にポツンと切り拓かれた広い敷地を発見。段々畑が広がっており、敷地の一角には建物が複数集まっているのが確認できる。

山に囲まれた川沿いの道を行く捜索隊、その先に風情のある温泉街が見えてくる。道すがら、田んぼで作業中の男性に声をかけると、男性は「たしかに、この辺りに3軒の家が並んでいるけど、2軒は空き家。人が住んでいるのは1軒だけです」という。

その証言を頼りに、捜索隊は集落を後にして捜索を再開する。

集落から川を越えると、そこから先は延々と急な下り坂が深い山に向かって続いている。山深い景色が続き、森しか見えない山道に「本当にこの先に家があるんでしょうか…」と不安を隠せない捜索隊。

そんな深い森の先、覆われた木々の視界が開けると、入母屋造りの立派な古民家が見えてくる。

そこに居たのは、「(番組の)大ファンなんですよ!」と笑顔を見せる73歳の男性。祖父がこの地を開拓して移住したのが100年ほど前、かつては7、8軒の家がある集落だったが「50年ほど前からでしょうか、社会の仕組みや生活様式の変化で住人が山を下りていきました」と振り返る。

すると、「(両親に)不義理をしていたんですよ」と語り出す男性。長く実家を出ていたそうで、さまざまな職に就いていたが、父を亡くした後に実家へと戻り母とともに暮らしはじめたという。現在は、祖父が建てた築100年の家で自然とともに生活し、代々受け継いだ田畑の仕事をしながら夫婦仲睦まじく暮らしている。

そんな男性が17年前から始めた活動がある。それは“村おこし”ではなく“村のこし”の活動だ。「過疎化が進む故郷に活気を取り戻したい」と地元産のもち米を使った大福もちなどを、直売所などでイベント販売しているそう。

捜索隊はイベントの様子にも密着していく。