折りたたみデバイスにおいて最も心配されるのが耐久性です。海外のYouTuberがサムスンの最新折りたたみスマートフォン・Galaxy Z Fold6の耐久テストを行った結果、ほとんどの項目をクリアしたと報告されています。

↑弱点があった?

 

新型スマホの頑丈さを検証することで知られるYouTubeチャンネルのJerryRigEverythingは、Galaxy Z Fold6をお馴染みの拷問テストにかけ、どれだけ持ちこたえるかを試しました。

 

ピカピカの新品を開封した直後、ディスプレイやボディをカッターで引っ掻いたり、火であぶったり、逆方向に折り曲げたり、およそ日常的な使い方から外れた試練にさらしています。

 

折りたたみ画面はプラスティックで覆われているため、ガラスで保護されたカバー(外側)画面よりも傷が付きやすいようです。ライターの熱であぶられると約25秒間は持ちこたえ、その後にプラスチックが溶けて画素が黒く焦げています。

 

おおむねGalaxy Z Fold6は善戦していますが、ヒヤリとする場面が二つありました。一つ目は、砂まみれにするテストです。

 

サムスンは、Galaxy Z Fold6のIP48、つまり「直径1.0mm以上のワイヤーや固形物体が内部に侵入しない」防塵性能をうたっています。しかし実際に砂まみれにすると、ヒンジに砂が入り込み、広げたり畳むたびにジャリジャリと音がしています。この点において前モデルGalaxy Z Fold5より弱くなっている、との評価が下されました。

 

もう一つは、ディスプレイを一層ずつはぎ取っている最中に煙が噴き上がり、燃え始めていること。これはバッテリーとは関係なく、分解中にリボンケーブルが損傷してしまったことが原因のようです。やはり前モデルでこんなことは起こらなかったと指摘されています。

 

これら二つの現象は普通に使っている限りほぼあり得ないため、心配するには及ばないと言えそうです。折りたたみスマホは一般的に高価なため、今後もサムスンには耐久性を改良していくことを期待したいところです。

 

Source: JerryRigEverything
via: GSMARENA