『ポツンと一軒家』捜索隊「ここは本当にすごい場所です」断崖絶壁の急坂に冷や汗
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
8月4日(日)は、ゲストに酒井美紀と大園玲(櫻坂46)を迎えて放送される。
宮崎県の山の中、建物を挟んで両側に大きく2カ所、切り拓かれた土地が確認できる。作物を育てているように見えるが、建物へと続く道は確認できないほどの深い山奥だ。
集落へと向かう道がすでにポツンと一軒家を目指すような深い山道。そんな山あいに、ポツンポツンと家が建っている集落へと到着した捜索隊は、道すがら発見した夫婦に衛星写真を確認してもらう。
すると「この山のほうへは行かないですね…集落にある建設会社で聞けばわかるかも。ちょうど帰り道なので一緒に行きましょう」と、58歳の男性が案内してくれることに。
建設会社を訪ねて話を聞くと、集落から一軒家まで車で行ける道はなく、山を大きく迂回しなければたどり着けないのだとか。しかもその迂回路はかなり複雑な道のりらしい。
そこで、ここまで案内してくれた男性が山に詳しい別の男性に案内役をお願いしてくれた。
その山に詳しい68歳の男性と合流し、衛星写真を確認してもらうと「車は十分通れるけど、すごい道を下っていかないとたどり着かないですね。一緒に行きましょう」と一軒家まで案内してくれることに。
地元の人の優しさに胸を打たれるばかりの捜索隊だが、はたして地元の人でさえ“すごい道”と語る険しい山道とは…。
集落を出て目指す山とは違う方向へと走り出した先導する軽トラック。しばらく走ると、捜索隊の眼前に麓から見ても峻険さがわかるかなり高い山がそびえ立っている。
ガードレールのない崖道が延々と続き、「この険しい道が生活道路なんですか!」と捜索隊も冷や汗をかきながらハンドルを握るしかない。延々と上り続け尾根近くまで来ると、眼下には遠くまで見渡す絶景が広がっている。
その尾根付近の山道から、今度は断崖絶壁のすごい急坂を下っていくことに。「やっと着きました…ここは本当にすごい場所です」と捜索隊も息を呑むほどの場所に、大きな日本家屋が姿を現す。
そこで出迎えてくれたのは「鳥獣保護管理員の仕事をしているんです」と話す73歳の男性だ。話を聞くと、江戸時代から代々続く土地のようだが、その理由は男性にも「なんでこの場所なんでしょうかね(笑)」と詳しくはわからないそう。
車が通れる道が開通したのは47年前。それまでは1キロの山道を歩かなければ麓の集落まで行けなかったという。
男性は高校卒業後に家業であるシイタケ農家を手伝いはじめたそうで、毎日谷を越える片道45分の山道を4〜5往復していたとか。現在は柚子農家として、急斜面に植えられた200本もの柚子の世話をしている。
「柚子の魅力にかなうものはありませんよ」と、柚子の虜になったことをニコニコ話す男性に柚子畑を案内してもらうと、そこはとんでもない急斜面だ。
「私にとっては平たんな場所と変わらないですよ」と、斜面をもろともせずに作業をする男性。さらに、水を引いているという谷へ水源の掃除に捜索隊が同行するも、捜索隊は73歳の男性に着いていくことさえ困難な崖道で…。