重賞初制覇を目指すサンライズソレイユ(今年3月撮影、ユーザー提供:起きたろさん)

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 名門が今年初のJRA重賞制覇なるか。矢作芳人厩舎がサンライズソレイユ(牡3)でレパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)に参戦する。

 これは意外な事実だろう。矢作厩舎は今年のJRA重賞に延べ29頭が挑みながら、弥生賞のシンエンペラーの2着が最高着順。海外でフォーエバーヤングがサウジダービーとUAEダービーを制している一方、国内で未勝利というのは矢作厩舎らしいといえる。

 レパードSにはサンライズソレイユが挑む。GIで2着3回のカレンブーケドールの半弟となる血統馬。重賞初挑戦だった前々走のユニコーンSは12番人気だったが、後方からしっかり伸びて4着に健闘。そこから連闘で挑んだ1勝クラスを制し、2勝目を手にした。大型馬らしく伸び代はたっぷり。今回は2走前に先着を許したミッキーファイトとの再戦となるが、逆転の可能性は十分にある。

 厩舎としては昨年の京都2歳Sのシンエンペラー以来となるJRA重賞制覇がかかる一戦。連敗を37で止めるとともに、ダート界に新星誕生といきたい。