Image: CloudFlare

うちのサイトはAIの餌じゃない!

…といくら声高に叫んでもデータの収集に回ってくるのがAIクローラーです。

そこで世界のネットトラフィックの約2割に相当するウェブサイトを保護するセキュリティ・コンテンツ配信会社のCloudFlare(クラウドフレア)が今月新たに「AI学習拒否機能」の無償提供を開始しました。

同社のサービス利用者であれば、だれでも無料で利用できます。

CloudFlareの設定

設定はかんたん。ダッシュボードを開いて「セキュリティ」→「ボット」と進んで「⁠AI スクレーパーとクローラー」の欄でブロックをONにするだけ。これで、ブロックの設定は完了です。

ワンクリックでAIクローラーからガード

最近は著作物の保護に敏感な映画・音楽・出版・マスコミ業界が相次いでAI学習拒否を表明する傾向にあり、「AIは学習データが底をついてたいへんだ」というもっぱらの評判です。

弁護士のいる大手であれば、著作物を無断でAIのトレーニングに使用されたとAI開発会社を訴えることも可能。実際よく訴訟沙汰になっています。逆に、莫大なライセンス料を支払ってコンテンツの使用を許可することでクリエイターと提携合意にいたるケースも毎日のようにニュースで目にします。

そういう流れに置き去りにされているのが、中小企業や個人が運営するWebサイトなわけですが、こちらも1クリックでガードを立てられるのはありがたい限りですね。

AI企業のなかには「ネットに出ているものは、別段の断りがない限り、著作権フリーなんだから、コピーし放題でいい」という意識のところもあるようですので、用心に越したことはないですね。

Sources: cloudflare, Windows Central, gihyo.jp

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