大谷翔平に謝罪のフジテレビ「会いたい時は球場」へ発言が再批判 真美子夫人含めアンタッチャブルに

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米メジャーリーグ・ドジャース大谷翔平の“新居報道”でフジテレビが謝罪した。

7月4日放送のフジテレビ系『めざまし8』は、大谷が前日の試合で27号2ランを放ったことや、オールスター戦のホームラン競争に出場しないことなどを特集。その後、同局の西岡孝洋アナウンサーが

「めざまし8では、大谷選手の新居について取材、放送しましたが、大谷選手とそのご家族、代理人をはじめとする関係者の皆さまにご迷惑をおかけし、おわび申し上げます」

と謝罪した。

フジは大谷が米ロサンゼルスに購入したとされる12億円豪邸を執拗に取材。住所が特定されるような映像や、近隣住民へのインタビューを敢行し、問題になった。

その結果、米メディア『ドジャース・ネーション』は6月中旬にフジテレビのメディア資格を取り消したと報道。

「大谷とドジャースは、これはプライバシーの侵害であり、スーパースターを危険にさらすものと同意した」

と断じた。

フジは一部スポーツ紙の取材に

「取材パスは没収されていない」

と答えたが、生放送で謝罪としていることから“落ち度”を全面的に認めた形だ。

ただ、ネット上では謝罪後の“ある文言”に再び批判が集まっている。前出の西岡アナが

「新居には多くの観光客や地元の方が訪れる状況が発生しております。大谷選手の自宅をはじめ、プライベートな空間を訪れることはお控えいただき、大谷選手に会いたい時は、球場に足を運んでくださるよう、お願い申し上げます」

と呼びかけたのだ。

この文言は前日3日放送の情報番組『Live News イット!」で大谷に謝罪した青井実アナウンサーも使っていた。スポーツ紙メジャー担当記者の話。

「大谷の新居を訪れる観光客や地元住民にやんわり注意していますが『どのクチが言うんだ』ですよ。少なからずフジも“住所バレ”に加担したようなものですからね。

しかも『大谷選手に会いたいなら球場で』と、どこかシャレた言い回しをしている。本当に反省しているのでしょうか……」

大谷はもっかリーグ単独トップのホームラン数を誇り、このままいけば日本人史上初のメジャー三冠王も夢ではない。日本でもドジャースの試合を楽しみにしている人は多い。

「大谷選手が望んでいるのは野球に専念できる環境。いつまでもメディアとトラブルを抱えていても良くない。フジが生放送で謝罪することを条件に、出禁解除に向けた話し合いのテーブルに着いたといわれています」(同スポーツ紙記者)

テレビで使用される試合映像はMLB管轄のため、大谷の一存でフジを排除することはできない。取材パスも複数の種類があり、現地関係者によれば

「フジが球場から全面排除されたという話は聞いていない」

という。

ただし、大谷の試合後のインタビューや囲み取材、密着取材についてフジは“蚊帳の外”だという。

今回、大谷が怒りをあらわにしたことで、メディア側は最大限の配慮をしなければいけなくなった。2月に結婚した妻の真美子さんに関する報道が一時期に比べ激減したのは、そうしたウラ事情がある。

「大谷選手に直接取材しない女性誌はやりたい放題ですが、大谷選手と関わりのある社はプライベートに関するネタはやりづらくなった。大谷選手の機嫌を損ねてフジのようになったら、“商売上がったり”ですからね。

『真美子さんには触れるな』とわざわざ通達している社もあります。球団の公式SNSなどで取り上げない限り、大谷や真美子さんのプライベート姿はテレビやスポーツ紙では扱わないでしょうね」(ワイドショー関係者)

“大マスコミ”すら沈黙させてしまう大谷の活躍ぶり。まさに“アンタッチャブル”な存在になったようだ――。