磐田戦の同点弾に続き、札幌戦では決勝点。FC東京が逆転優勝を狙ううえで切り札的存在になりそうなのが…【コラム】
しかし、札幌のハイプレスに苦しみ、なかなか形を作れない。むしろ札幌のパスワークに手を焼くケースが目に付き、際どいシュートを打たれるシーンもあった。押し込まれるほどの展開ではないものの、攻守の歯車が噛み合っていない感は否めなかった。
リーグ5連敗中で最下位の札幌を圧倒するぐらいのゲームを見せてほしかったが、実際にはそうならなかった。GK野澤大志ブランドンのビッグセーブが目立っていた事実が、攻撃陣の停滞を物語るだろうか。
それでも、スコアレスドローが濃厚かと思われた84分にゴールを奪った点は評価できる。ホームの磐田戦で貴重な同点弾を決めた安斎颯馬が今度は決勝弾と、ここにきて確かな存在感を示しているのは頼もしい。
内容が良くても勝てなければ意味がない。その点で内容があまり良くなくても札幌に勝てた意義は大きく、安斎の勝負強さは称賛に値した。ここから逆転優勝を狙ううえで、彼は切り札的存在になるかもしれない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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