「1万円を出す客は迷惑」「チャラい男性客は嫌」【愚痴だらけのタクシーの運転手】に、ズバッと一言!

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タクシーの快適度は、運転手の態度で変わってきますよね。知人のA子は、タクシー運転手から愚痴を延々と聞かされてうんざり! 我慢の限界に達したA子は、降車するときに反撃を企てたそうで……? 何があったのかA子から話を聞きました。

愚痴だらけのタクシー運転手

A子が1人でタクシーに乗ったときのこと。そのタクシー運転手は話好きだったのか、A子に気さくに話しかけてきました。
タクシー内でとりとめもない雑談をするのは珍しくありませんが、その運転手はA子に愚痴を言ってきたのです。

「この間、1万円を出す客がいてね。非常識だってわからないのかねぇ。ああいうのは出世しないね」
「重たいスーツケースを自分でトランクに入れない客も迷惑だったねぇ。チップも渡さず、サービスされるのを当たり前って態度でさぁ。お客様は神様じゃないっての」
などと、嫌な客の話ばかり。

A子は愚痴を聞かされ続けて、うんざりしてしまいました。

愚痴だけで終わらず……

その運転手は愚痴だけで終わらず、道行く人たちを見てけなす発言をしてきました。
若い男性を見て「ああいうチャラい男性客は態度が悪いんだよ。乗せたくないね」と言ったり、子どもと一緒にいる女性を見て「子連れの女性客も、嫌だね。子どもにシートを汚されるし、近い場合が多いし」と言ったり。

偏見交じりの意見にA子は不愉快な気分になりましたが、タクシーは走る密室です。
トラブルが起きると何をされるか怖いので、ひたすら黙って我慢していました。

降車のタイミングで反撃を繰り出した!

目的地に到着し、ドアが開いて降りる間際。A子は我慢を爆発させました。
「私も小さな子どもがいますが、○○さんのタクシーは避けますね! 客にも選ぶ権利はあるので!」と言い捨てて去ったのです。
黙って耐えている間、A子は運転手の名前をしっかりとチェックし、反撃のタイミングを今か今かと待っていました。
安全が確保された降車のタイミングで、きっちりと名前を呼んで、客からの乗車拒否を突きつけたのです。

怒りは収まらず……

運転手に直接文句を言ったけれど、怒りが収まらなかったA子。
運転手の名前を覚えていたので、タクシー会社に匿名でクレームを入れることにしました。
タクシー会社はA子に謝罪し、運転手への注意喚起を約束。再教育を徹底する、という言葉をもらいました。

非常識な客が迷惑なのはわかりますが、そのストレスを関係のない客にぶつけられても困ってしまいます。その運転手はクレームを真摯に受け止め、態度を改めてくれるといいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子