本格的なレーザー加工機。彫刻、切断、描画に対応できる「Spider A1を試してみた
こちらは「かいサポ（お買いものサポーターチーム）」が編集・執筆した記事です。
DIYで本格的なレーザー加工をしてみたいという人、要チェックのプロダクトが登場してきました！
machi-yaにてプロジェクトが公開されている「Spider A1」は、X軸レールを90度回転させてコンパクトにできる収納しやすさと、本格的レーザー加工ができる機能を合わせ持ったマシン。
もちろん、加工データの作成など、ある程度の習熟が必要とはいえ、自力でPCにデバイスを接続できる人なら問題なく使えるレベルなので、DIYにピッタリな仕様になっています。
手軽にレーザー彫刻できる
さまざまな材質に彫刻できる「Spider A1」なら、手軽に焼印（刻印）を入れることができます。レーザー加工機を導入したいと思っているほとんどの人にとって、まず試してみたいのがこの機能でしょう。
せっかく実機レビューする機会をいただけたので、今回ノートPCの背面に自分の名前を刻印してみました。
プラスチックを貫通してしまわないように、何度かテストしてから、いざ本番！
焦げ色にちょっとムラができてしまいましたが、まずまず納得の仕上がりになりました。
ちなみに、今回お借りした10W仕様なら、金属に刻印することも可能になっています。（※ 刻印、切断できる材質についての詳細は、リンク先でご確認ください）
刻印時の煙を除去するエアーアシスト
「Spider A1」にはいくつかのオプションが用意されていますが、「エアーアシスト」もそのひとつ。
レーザー加工している最中、材料が焼けることで煙が発生しますが、この煙がレーザー光を遮って、仕上がりにムラを引き起こすことがあります。「エアーアシスト」は、この煙を除去してくれるもの。
本格的な加工を視野に入れているなら、ぜひ一緒に購入しておきましょう。
ペンをセットして描画も
「線画モジュール」オプションは、レーザーヘッドの代わりに装着することで、ペンを使った描画ができるもの。
油性ペンをセットして、半透明のカッティングボード裏面に、イニシャルを入れてみました。
「線画モジュール」があれば実用の幅が広がりますので、予算に余裕があれば、こちらも入手しておきたいところですね。
アクリル彫刻キットも要チェック
透明なアクリル板に焦げ跡を残したくないときは、「線画モジュール＋アクリル彫刻キット」を使いましょう。
このオプションキットなら、線画モジュールに線画彫刻ペンを差し込むことで、クリアな加工にも対応可能。さらに、上の画像に写っているLEDライト付きの台座もセットされているので、夜間の照明オブジェを自作することもできます。
安全性に配慮したキルスイッチ付き
脚部の底に付けられているスイッチは、本体が傾いたり誤作動があったときに緊急停止するためのもの。
大きな事故になりかねない強力なレーザー光を照射する機器なので、万が一のトラブルに対する備えもしっかり用意されています。
コンパクトに収納できる
「Spider A1」は、200mm×200mmという広い彫刻エリアを持っているにも関わらず、コンパクトに折りたためるところも、見逃せない特長。
スペースを大きく取ることがないので、棚などに収めやすく、片付けも楽チン。収納スペースが少ない賃貸住宅でも、導入しやすいと思います。
初心者からプロまで、使い勝手の良さが光る「Spider A1」は、machi-yaでプロジェクトを公開中。
お得に入手できるこの機会を逃さないように、レーザー加工機が気になっている人は、お早めのチェックをお忘れなく！
>> 本格レーザー加工がコンパクトで簡単に！コンパクトレーザー加工機Spider A1
Photo: 田中宏和
Source: machi-ya
