5月6日、試合後、リングに上がるインスペクターのロバート山本博。右は井上拓

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お笑いトリオ「ロバート」山本博(45)が、11日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分)にリモート出演。5月6日に行われたボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥選手と、ルイス・ネリ選手の一戦で、リング上にいたことについて説明した。

この試合では、山本がスタッフとして参加している様子がSNSなどでも話題になった。山本は、日本国内のボクシングの試合を統括している日本ボクシングコミッションで、試合進行役を務めるインスペクターのライセンスを取得して以前から勤務しており、今回は偶然、井上選手の試合の担当になったことを明かす。

インスペクターは、当日の計量や選手の誘導など、試合の進行に関わる業務全般を担っており、「出場者の1人ずつにインスペクターがつかなければいけないんです。ドーピングチェックとかを行った後、何を摂取しているかとかチェックしなければいけないんで、トイレもずっとついていきますし。何の不正もなく、クリーンな状態でリングの上に(選手を)上げるというお仕事です」と説明。

SNSで大きな反響を呼んだことについては、「僕からすると『やっと気づかれたんだ』っていう…。他の世界戦もやらせていただいていますし、僕の中では気づかれないもんだと思ってやっていました」と振り返った。

井上選手は、この試合で約10億円のファイトマネーを手にしたことも話題となっているが、山本は自身の報酬を聞かれると、「お弁当代と交通費ぐらいのものですね。アルバイトぐらいの感じです」と打ち明ける。

さらに「ボクシングは危険が付き物なスポーツなので、アクシデントとか事故とかを僕たちが防いでいかないといけない。ボクシングの未来を考えた時に、そういう人間がいないとな、という感じです」と、やりがいや使命感のために勤務していることを強調していた。