海自、幹部隊員を懲戒処分 男性部下の「女性更衣室立ち入り」を報告せず
海上自衛隊岩国基地は8日、第31航空群司令部に所属する男性3等海佐（50代）を減給1か月・30分の1の懲戒処分としたと発表しました。部下隊員の規律違反の疑いを上司に報告しなかったということです。
海自によりますと、3等海佐は2022年、当時所属していた部隊（岩国基地以外）で、部下の男性隊員が女性更衣室に立ち入ったことを目撃した女性隊員から報告を受けたにも関わらず、上司への報告等を怠ったということです。
海上幕僚監部のパワハラホットラインへの通報で発覚したもので、3等海佐は「上司等への報告や事実確認をすることに対し、相談者の同意が得られていないと認識していたため、相談者のプライバシー保護を優先し、報告の準備と機会を伺っており、機を逸した」と話しているということです。
