ボルシアMGで評価を伸ばす板倉 photo/Getty Images

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現在リヴァプールではMF遠藤航が大ブレイクしており、守備的MFとして不動の地位を築きつつある。しかもリヴァプールは遠藤を1600万ポンドの移籍金で獲得していて、コスト面でも抜群の補強だ。

遠藤の活躍のおかげで日本人選手の評価が上昇しているのは間違いない。英『GIVE ME SPORT』は現在のディフェンスリーダーであるDFフィルジル・ファン・ダイクが退団する場合、代わりに誰を獲得すべきかとの議論にボルシアMG所属のDF板倉滉を含めている。

リヴァプールでは今季限りで指揮官ユルゲン・クロップが退任することになっており、それに合わせてファン・ダイクの去就がどうなるか分からないとの見方もあるのだ。同メディアはそれに合わせて『ファン・ダイクの後継者候補9人』と題した特集を組んでいるが、そこで板倉は高い評価を得ている。

「リヴァプールは遠藤航の獲得で成功を収めており、板倉滉と契約することも同様にフィットするのではないか。両者とも日本人選手としてドイツ・ブンデスリーガで過小評価されてきたところがあるが、多才な選手だ。板倉はフィジカルとサイズがあり、守備的MFとして機能するだけでなく、センターバックにも問題なく対応できる。実際、ボルシアMGでの大半はそのポジションで出場している。リヴァプールが遠藤のときのようにクレバーに動きたいのであれば、板倉の獲得はそれにぴったり合うだろう」

同メディアはこのように板倉を評価していて、板倉はブンデスリーガでセンターバックとして着実に評価を高めている。

他にはエヴァートンのジャラッド・ブランスウェイト、ボーンマスのロイド・ケリー、クリスタル・パレスのマーク・グエーイ、インテルのアレッサンドロ・バストーニ、レヴァークーゼンのオディオン・コスヌ、ニースのジーン・クレア・トディボ、スポルティングCPのゴンサロ・イナシオ、ベンフィカのアントニオ・シウバの名前が挙げられている。

将来性では、ポルトガルの名門から選ばれているイナシオとアントニオ・シウバは他クラブからも高い評価を受けている。今夏に争奪戦になるであろう逸材で、当然リヴァプールもリストアップしていることだろう。

絶好調のレヴァークーゼンで活躍するコスヌも安定したパフォーマンスを見せていて、身体能力は高い。いずれも年齢的に27歳の板倉より魅力的かもしれないが、安価で獲得できるならば板倉も悪くないオプションだろう。守備的MF、センターバックの両方に対応できるのは強みで、日本のサッカーファンも板倉のステップアップを望んでいるに違いない。