まさに神業。

Mi-17ヘリコプターが地面スレスレを超低空飛行

 ウクライナ国防省は2024年2月29日、Mi-17ヘリコプターが地面スレスレを超低空飛行する映像を公開しました。


世界中で使用されるMi-17ヘリコプター。写真はアフガニスタン空軍の機体(画像:アメリカ空軍)。

 公開された映像では、Mi-17ヘリコプターが地面に接触しそうなほど低い高度で飛行しています。これは匍匐飛行と呼ばれ、前線に近い危険な空域で、敵のレーダーによる探知を回避するための飛行です。それにしても飛行している高度が低く、パイロットの技量の高さが伺えます。
 
 激しい戦いに従事するウクライナ軍のヘリコプター部隊は、日常的に匍匐飛行を行っており、犠牲を出しながらも重要な役割を果たしています。2022年のマリウポリの戦いでは、ロシア軍に包囲された守備隊に補給を行うため、ヘリコプターによる強行輸送が実施されています。この時も地面スレスレの匍匐飛行を行っています。

Mi-17ヘリコプターの「超低空飛行」