“結婚したい職業”上位なのに結婚できない、33歳女性の職業とは。服を買うお金もない…
恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
これまで「変わりたい」「結婚したい」と相談に来られた1000人以上の方々のうち、4割ぐらいが「一度もお付き合い経験がない女性」。そして筆者自身も20代まで、化粧もせず髪もボサボサの“完全なる非モテ”でした。一念発起して自分を変え、皆さんの“もったいないところ”をアドバイスしてきた経験から、恋愛・婚活に役立つリアルな情報をお届けします。
◆“結婚したい女性の職業”上位なのになぜ苦戦?
保育士の久実さん(仮名・33歳)は、婚活をしているもののうまくいきません。婚活開始は32歳でした。早くはないけれど、手遅れというほど開始が遅いわけでもありません。
昔から子どもが好きで、自分も子どもが欲しいと思っていたものの、職場では出会いがありません。それで気が付いたら30代だったとか。
マイナビウーマンが行ったアンケート調査(2023年2月発表、有効回答203件)によると、結婚したい女性の職業は1位が看護師(8.9%)、2位が医師(5.2%)、3位公務員(4.2%)、4位保育士(3.6%)でした。この結果から、保育士と聞いて嫌がる男性はそれほど多くないと考えられます。
昔から子どもが好きで、保育士は憧れの仕事だったという久美さん。話しながらニコニコしていて、コミュニケーション力も高いのです。
しかし服装に目を向けると、モコモコしたカーディガンの手首は毛玉が見えており、全体的にヨレヨレです。聞くとお仕事ではいつもスニーカーとジャージだそうで、私服はあまり買わないのだとか。
そんな久美さん、今までのデートでは何を着ていたのでしょう?
◆デートで着る服を買うお金がない
見せてもらったスカートの写真は、懐かしいシルエットの膝丈のフレアスカートでした。
「コロナ前に買ったかも。ほとんど着ていないからキレイですよ。自転車通勤なので、ジャージで行くことも多くて服があんまりないんです。服は好きですけど……」
こう話す久美さんですが、お持ちのお洋服のテイストが学生っぽいかわいい服ばかり。学生時代の服装で止まっているのです。
もう少し違うテイストの服をご提案しましたが、「今月は使うお金がない」そうです。
久実さんは、月の手取りが20万円以下です。その中で家賃を払って一人暮らしをしています。33歳で勤続年数は長く、たまに土曜日出勤もあり、持ち帰りの仕事もあるそうです。
マッチングアプリではよく分からない人からいいねが来るため、結婚のためになけなしの貯金から10万円ほど払って大手の結婚相談所に入会しました。月会費は1万5000円です。
◆なけなしのお金で結婚相談所に入ったものの
男性からの申込はありますが、10歳以上年上のくたびれた男性からしか申込が来ません。要するに久実さんは同年代男性から魅力があると捉えられておらず、女性会員の中では“人気がない”部類なのです。
結婚相談所に入ればいろんなアドバイスがもらえると思ったものの、「試しに会ってみたら?」「希望条件を広げては?」しか言われず、お金だけが出ていくそうです。
マッチングサービスの中では、普段ジャージで働く保育士も、普段からばっちりメイクでおしゃれして働く丸の内OLも、同じフィールドに立ち比較検討されます。男性が見る画面では女性たちの写真がずらりと並び、写真で興味を持たれた女性のプロフィールしか読まれません。
久実さんはまず出会いの場に立てるような身だしなみにしなければいけないのですが、美容室に行ったり、服を買うのにもお金がかかります。
◆同級生たちは「早く結婚するか、保育士以外に転職するか」
久実さんは転職も視野に入れているそうです。
「30代独身で保育士を続けている人は少ないです。学生時代の友人たちは、20代のうちに結婚するか、20代のうちに異業種に転職するかのどちらかでした。
これまで「変わりたい」「結婚したい」と相談に来られた1000人以上の方々のうち、4割ぐらいが「一度もお付き合い経験がない女性」。そして筆者自身も20代まで、化粧もせず髪もボサボサの“完全なる非モテ”でした。一念発起して自分を変え、皆さんの“もったいないところ”をアドバイスしてきた経験から、恋愛・婚活に役立つリアルな情報をお届けします。
◆“結婚したい女性の職業”上位なのになぜ苦戦?
昔から子どもが好きで、自分も子どもが欲しいと思っていたものの、職場では出会いがありません。それで気が付いたら30代だったとか。
マイナビウーマンが行ったアンケート調査(2023年2月発表、有効回答203件)によると、結婚したい女性の職業は1位が看護師(8.9%)、2位が医師(5.2%)、3位公務員(4.2%)、4位保育士(3.6%)でした。この結果から、保育士と聞いて嫌がる男性はそれほど多くないと考えられます。
昔から子どもが好きで、保育士は憧れの仕事だったという久美さん。話しながらニコニコしていて、コミュニケーション力も高いのです。
しかし服装に目を向けると、モコモコしたカーディガンの手首は毛玉が見えており、全体的にヨレヨレです。聞くとお仕事ではいつもスニーカーとジャージだそうで、私服はあまり買わないのだとか。
そんな久美さん、今までのデートでは何を着ていたのでしょう?
◆デートで着る服を買うお金がない
見せてもらったスカートの写真は、懐かしいシルエットの膝丈のフレアスカートでした。
「コロナ前に買ったかも。ほとんど着ていないからキレイですよ。自転車通勤なので、ジャージで行くことも多くて服があんまりないんです。服は好きですけど……」
こう話す久美さんですが、お持ちのお洋服のテイストが学生っぽいかわいい服ばかり。学生時代の服装で止まっているのです。
もう少し違うテイストの服をご提案しましたが、「今月は使うお金がない」そうです。
久実さんは、月の手取りが20万円以下です。その中で家賃を払って一人暮らしをしています。33歳で勤続年数は長く、たまに土曜日出勤もあり、持ち帰りの仕事もあるそうです。
マッチングアプリではよく分からない人からいいねが来るため、結婚のためになけなしの貯金から10万円ほど払って大手の結婚相談所に入会しました。月会費は1万5000円です。
◆なけなしのお金で結婚相談所に入ったものの
男性からの申込はありますが、10歳以上年上のくたびれた男性からしか申込が来ません。要するに久実さんは同年代男性から魅力があると捉えられておらず、女性会員の中では“人気がない”部類なのです。
結婚相談所に入ればいろんなアドバイスがもらえると思ったものの、「試しに会ってみたら?」「希望条件を広げては?」しか言われず、お金だけが出ていくそうです。
マッチングサービスの中では、普段ジャージで働く保育士も、普段からばっちりメイクでおしゃれして働く丸の内OLも、同じフィールドに立ち比較検討されます。男性が見る画面では女性たちの写真がずらりと並び、写真で興味を持たれた女性のプロフィールしか読まれません。
久実さんはまず出会いの場に立てるような身だしなみにしなければいけないのですが、美容室に行ったり、服を買うのにもお金がかかります。
◆同級生たちは「早く結婚するか、保育士以外に転職するか」
久実さんは転職も視野に入れているそうです。
「30代独身で保育士を続けている人は少ないです。学生時代の友人たちは、20代のうちに結婚するか、20代のうちに異業種に転職するかのどちらかでした。