「ツレうつ」作者が伝授、「生きづらさ」軽くするコツ
「生きづらさ」を今より楽にするコツを伝授します(出所:ココロの友だちにきいてみる)
夫のうつ闘病体験を描いた『ツレがうつになりまして。』で知られる漫画家・イラストレーターの細川貂々さん。細川さんが「生きづらさ」を抱える人たちに対するアドバイスとしてすすめるのが「ココロの友だち」に気持ちをはき出す「友だち日記」です。それはどういうものなのか。細川さんが解説します。
※本稿は細川さんの新著『ココロの友だちにきいてみる』から一部抜粋・再構成したものです(全2回の1回目)。
「しあわせだ」と思えたことはなかった
(出所:『ココロの友だちにきいてみる』)
(出所:『ココロの友だちにきいてみる』)
(出所:『ココロの友だちにきいてみる』)
(出所:『ココロの友だちにきいてみる』)
(出所:『ココロの友だちにきいてみる』)
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「自分をほめることなんてできない」
「私は自分がとても嫌い」
という人がいます。私もずっとそうでした。
世の中で一番嫌いなのは私。
自分は最悪で最低な人間だと思っていました。
どうして自分をそういうふうに思ってしまうのか。
ひとつは親(主に母親)にそう言われて育ってきたから、
というのがあります。
もうひとつは自分がゼロヒャク思考で、
物事を黒か白かで判断してしまう癖があるというのもあります。
そういう自分を変えたくていろんなことをしてきましたが、
無理でした。
そんなとき精神科医の水島広子先生と出会って、
「今の自分を認めない限り前には進めない」と言われたことで、
自分を認める練習をはじめました。
その練習のひとつとしてやったのが「友だち日記」です。
この「友だち日記」は水島広子先生と共著で作った『生きづらい毎日に それでいい。実践ノート』(創元社)がもとになっています。
私の日記を読んでみて、
「こんなときにこんなことを書くとよさそう」
という参考にしてもらえたらと思います。
いつも自分に寄り添ってくれるココロの友だち、
「ココ友」を眺めているだけでも元気がでると思います。
みなさんの助けになれたらうれしいです。(第2回に続く)
(細川 貂々 : 漫画家・イラストレーター)