大谷翔平【写真:Getty Images】

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本命ドジャースに次ぐ“対抗”扱いとなったブルージェイズ

 米大リーグのエンゼルスからフリーエージェント(FA)になっている大谷翔平投手の行先と契約は、今オフ米球界でも最大の関心事と言っていい。米国を中心に“賭け”の対象にもなっており、オッズは流れる情報で大きく動く。そこで最近、これまで静かだった“意外な”球団が急浮上しているという。

 カナダメディア「ザ・スコア」が伝えたところによると、ブックメーカーの間ではブルージェイズの人気が最近上昇し、本命視されているドジャースに次ぐ2番目まで来ているという。「ブルージェイズは、このオフシーズンのフリーエージェントであるショウヘイ・オオタニの着地点として、有力候補の一つに浮上している」と伝えた。

「スコアベット」のオッズによると、一番人気のドジャースが+150(日本で馴染みがあるデジマル方式で2.5倍)なのに対し、ブルージェイズには+400(5倍)というオッズがついている。以下カブスが+500(6倍)、ジャイアンツが+700(8倍)、エンゼルス残留やマリナーズ、レンジャーズが+1000(11倍)と続くのだという。

 記事は「ブルージェイズは当初、オオタニの獲得に+3500(36倍)のオッズを付けていたが、彼らの関心についての一貫した噂が劇的にオッズを縮めた」として、今や世間では有力候補と評されるまでになったと伝えた。そして「ドジャースはこのマーケットが開かれて以来、有力候補として残っている」ともしている。

 ブルージェイズは今季、89勝73敗でア・リーグ東地区の3位。優勝したオリオールズには12ゲーム差をつけられた。746得点、188本塁打はともにリーグ8位、防御率3.78は2位。日本人選手では、大谷の花巻東高の先輩にあたる菊池雄星投手が所属している。

(THE ANSWER編集部)