【JBCスプリント】笹川「必死に頑張ってくれた」イグナイター悲願のV
11月3日、大井競馬場で行われたJBCデー第10R・JBCスプリントは、園田競馬のイグナイターが中央勢を圧倒し、交流G1初制覇を飾った。断然人気のリメイクは大外から差し脚を伸ばすも2着まで。また、スタートでダンシングプリンスが落馬するアクシデントがあり、道中は他馬に絡んでいくような場面も。非常にカラ馬の影響が大きいレースとなった。
JBCスプリント、勝利ジョッキーコメント
1着 イグナイター
笹川翼騎手
「夢かなって思うぐらいの感じですね。ほんとに気持ちいいです。馬がよく頑張ってくれました。3回目乗せてもらって、馬の感触は掴んでいたので、1200は決して悪くないなって自分の中では考えていて、その通りの本当にレース運びしてくれて。実質去年もJBCスプリント5着で来てましたし、今日は自信を持って挑みました。（道中は）手応え抜群で、思っていたより1列前で運べたので、あとはもう仕掛けだけ、早くなりすぎないように、もう馬のリズム大切にして、最後まで必死でした。ハナ行っている馬を交わしてからすごく長く感じて、もうほんとに馬も必死に頑張ってくれてたんですけど、僕も必死でした。よくほんとに厩舎の方々が仕上げてくださって、返し馬の感じはもう素晴らしいなと思っていたので、それもほんとに実っての結果かなと思ってます。ほんとにありがたいですね。園田の皆さんのおかげと言いますか、僕はほんとに最後の良いバトンだけを任せてもらっている立場なので、ほんとに責任感もありますし、それに恥じないように自分も技術上げていかなければなって思わせてくれるような馬ですね。まずは、園田の皆さん、やりました！イグナイターをG1馬にできて僕もすごく嬉しいです。そして、皆さん、今日はご来場ありがとうございます。 地方馬でJBCっていうのは、簡単に勝てることではないので、こうやって皆さんに、イグナイターの歴史を見せることができて、今日は良かったと思います。本当にありがとうございました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
11月3日、大井競馬場で行われた10R・JBCスプリント（Jpn1・3歳上オープン・ダ1200m）は、笹川翼騎乗の3番人気、イグナイター（牡5・兵庫・新子雅司）が快勝した。1.1/2馬身差の2着に1番人気のリメイク（牡4・栗東・新谷功一）、3着に2番人気のリュウノユキナ（牡8・美浦・岩戸孝樹）が入った。勝ちタイムは1:12.0（良）。
なお、15番のダンシングプリンスは落馬のため競走中止となっている。
JBCスプリントの【写真】はこちら笹川翼、渾身のガッツポーズでゴール
笹川翼騎乗、兵庫の星・イグナイターが中央勢を撃破した。直線半ばから先頭に立つと大外から来た断然人気リメイクを抑えての完勝。これまで何度も中央勢を相手に惜しいところまで来ていたが、悲願の交流G1初制覇となった。地方競馬の年度代表馬に選ばれた意地を見せつけた。また、昨年の覇者ダンシングプリンスはスタートで躓いて岩田望来騎手が落馬。競走中止となっている。殊勲の笹川翼騎手は「夢かなと思うくらいの感じです。気持ちいですね。馬がよく頑張ってくれました」と、喜びの声を届けた。
イグナイター 25戦12勝
（牡5・兵庫・新子雅司）
父：エスポワールシチー
母：ビアンコ
母父：ウォーニング
馬主：野田善己
生産者：春木ファーム
【全着順】
1着 イグナイター 笹川翼
2着 リメイク 御神本訓史
3着 リュウノユキナ 横山武史
4着 ジャスティン 森泰斗
5着 ラプタス 幸英明
6着 マックス 吉原寛人
7着 バスラットレオン J.モレイラ
8着 ギシギシ 矢野貴之
9着 ケイアイドリー 藤岡康太
10着 ジュランビル 西啓太
11着 モズメイメイ 松山弘平
12着 スタードラマー 和田譲治
13着 アルカウン 藤田弘治
14着 ゴッドセレクション 秋元耕成
競走中止 ダンシングプリンス 岩田望来
