お値段4ケタ万円。

レクサスのミニバン「LM」新型が国内へ

　レクサスは2023年10月19日（木）、新型MPV（日本でいうミニバン）「LM」の国内仕様を発表し、予約受注を開始しました。4月の上海モーターショーでの発表から、満を持して12月下旬に発売される予定です。


レクサス新型LM（画像：レクサス）。

　2020年にトヨタ「アルファード／ヴェルファイア」をベースに登場した「LM」のフルモデルチェンジ版。主に中国やアジア地域でのショーファードリブン（運転手付きのクルマ）MPVの需要に対応し、2列4席と3列7席の仕様で展開している高級車ですが、今回の日本仕様は4席仕様となっています。

　フロントグリルデザインはレクサスの特徴である「スピンドル」形状が、押し出し感強くボディと一体に表現されています。

　特に力を入れているのは車内の快適性です。「素に戻れる移動空間」をコンセプトに、どこへ座っても自然体でいられるよう乗員の身体の動きを徹底的に分析し、頭部の揺れの軽減と視線の安定化などを図っています。

　2席のみの広大な後席空間は、前方に48インチ大型ワイドディスプレイを備えたパーティションを配置。ディスプレイ下部には冷蔵庫や収納スペースを設けています。車内でのビジネスミーティングや映像鑑賞などを想定し、ディスプレイの画面は分割が可能となっており、それぞれにHDMI端子などを設けているそうです。

　室内には日本らしい装飾も。縁起の良い文様とされる「矢羽根」をアレンジした木目加飾のほか、陶磁器などで使われてきた「べんがら」でステアリングを加飾しているそうです。

　パワートレインは2.4L直列4気筒ターボエンジンにパラレルハイブリッドと組み合わた1種類。税込み価格は2000万円ちょうどとなっています。