Photo by Maximilian Bühn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Timoth%C3%A9e_Chalamet_Call_Me_By_Your_Name_Press_Conference_Berlinale_2017_%28cropped%29.jpg

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“稀代のアクションスター”トム・クルーズは自身が輝き続けるだけでなく、ハリウッドの未来を担う次世代にバトンを渡すことも忘れていないようだ。若手実力派俳優ティモシー・シャラメが、トムから受け取ったという一通のメールの存在を明かしている。

米GQにてシャラメは、主演を務めた『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)の製作時を回顧。撮影終了後、トム・クルーズと会ったというシャラメの元に、後日トムからメールが届いたそうだ。そこには、このような内容が書かれていたという。

「昔のハリウッドでは、ダンスや戦闘のトレーニングを受けていた。今では、誰もあの時の標準まで君を留めようとはしない。つまりは、君次第なわけだ。」

メールには、スタント訓練コーチやバイク、ヘリコプターの操縦コーチなど、トムの仕事仲間の名前が載ったリストが添付されていた。シャラメは、「あのメールは雄叫びものでした」と振り返っている。

2022年は、「トップガン・イヤー」となった。トムが主演を務めた1986年の青春スカイアクションの続編『トップガン マーヴェリック』が公開され、世界的大ヒット。アメリカでは、その年の興行収入ランキングで1位を記録した。『デューン』続編『デューン 砂の惑星 PART2』の撮影に挑んでいたシャラメも、ロケ地ハンガリー・ブダペストの映画館を貸し切り、製作クルーと一緒に映画を鑑賞したという。

「去年の夏、『デューン』の製作中に『トップガン』はものすごく大きな刺激になりました。クルーの何人かは(映画に行くことを)馬鹿にしていたような感じでしたが、これまで観た中で史上最高の映画の一つだと思いましたね。」

『トップガン マーヴェリック』を計8回鑑賞したというシャラメ。『デューン』続編ではアクションシーンも増量することが予想されるが、トムから得た刺激は撮影に活かされているようだ。監督を務めたドゥニ・ヴィルヌーヴは、シャラメについて、「『Part One』よりも鍛えられ、戦いのシークエンスへの準備ができていたと感じました。『Part Two』での鍛錬レベルには感心しました」と語っている。「一番最初に現場に着き、常に準備ができていました。そういった鍛錬を深く受け入れ、私にとって映画のリアルな主演俳優になってくれて、非常に嬉しいですし、感動しています」。

Source:GQ