あのちゃん

落合モトキ、あの、大江崇允監督が13日、都内で行われた映画『鯨の骨』公開初日舞台挨拶に出席した。

【動画】あのちゃん節全開の舞台挨拶

濱口竜介監督と共同執筆した『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、話題の配信ドラマ「ガンニバル」の脚本も手がけた大江崇允監督が「AR」を題材にリアルとバーチャルが混濁する世界を描く、サスペンスフルで新感覚な意欲作。

落合モトキとあのはW主演を務め、ARアプリの世界のカリスマ少女“明日香”をあのが演じ、明日香にのめり込み現実と幻想の境目が曖昧になっていく男“間宮”を落合が演じた。

リハーサルを1週間設けた本作。この間に明日香の役作りが行われたが、あのは当時をこう回顧。「演技と普段のコミュニケーションが違うからしんどかった」や「『まだあのちゃんがいる』『あのちゃんが出ちゃってる』って監督が言って。でも僕にとってこれが普通だから分からなくて。あのちゃんを邪魔者扱いしてくるから…」とあのにとっては大変な期間だったようだ。それでも「その時間がなかったら明日香は生まれてなかったから良かった」と感謝した。

また、深夜2時に急きょ追加撮影が必要となり「呼び出された」ものの、そのシーンが本編で使われてなく「怖い話です」と語り、笑いを誘った。